【アメリカン航空ビジネスクラス搭乗記】2022年外国人の日本個人旅行解禁当日の成田発ダラス便に搭乗してみました
2022年10月11日、日本政府は新型コロナウィルス感染症に関する水際対策措置を大幅に緩和しました。外国人の入国上限の撤廃、観光目的の外国人への制限が緩和され、海外からの訪日個人旅行が再開されました。
緩和開始当日、入国フロアの様子はニュースでも多く取り上げられていましたが、偶然同じ日に成田空港からアメリカへ出発しましたので、出国フロアの様子やアメリカン航空ビジネスクラスの搭乗体験をご紹介します。
今回のビジネスクラスはアメリカン航空のマイレージプログラム(AAdvantage program)のマイル(約120,000マイル※)で予約しました。※マイルの利用設定は運行日や予約時期によっても変動します
成田~フォートワース便のアメリカン航空は、日本航空と同じく成田空港第二ターミナルから離発着しています。2022年10月11日は入国緩和初日とあって、久々の賑わいを見せていたようですが、出国フロアはまだ各航空会社の減便の影響で閑散としていました。早めに空港へ行ったものの、この日のアメリカン航空(AA)の運航は、午後6時半発のダラス・フォートワース便まで他に出発便が無いようで、チェックインカウンターも午後3時半まで無人でチェックウインを早く済ませることは出来ませんでした。また、レストラン街エリアもまだ半数以上の店舗が閉めたままで、まだショッピングを楽しめるというほどの賑わいではありませんでした。
利用客がまだ少ないおかげか、出国前保安検査に設けられているファースト、ビジネスクラス向けの【ファストトラック】という優先レーンも閉鎖されていましたが、一般のレーンでも出国審査と同様ほとんど並ばずに進むことができました。
空港ラウンジは以前は成田空港にアメリカン航空専用のアドミラル・ラウンジがあったのですが、すでに閉鎖(2020年3月)されていたので、コードシェアをしているJALのサクララウンジを利用することができました。
ビジネスクラスのシートはヘリボーンタイプでシート配列は1-2-1。後ろ向きシートの配置は無かったので、他の搭乗客と顔が合うということはなく、ほぼ個室感覚で過ごすことが出来ました。ビジネスクラスの利用客は7~8割は埋まっている印象でした。
機内食は2回サービスがあり、最初の食事(夕食に相当)では和食を選択しました。事前にオンラインで選択しておくと、搭乗してまもなくキャビン・アテンダントが事前予約の食事選択の確認に来てくれました。日本搭載のためか、大変美味しい和食をいただきました。
7月に全日空(ANA)のワシントン~成田便を利用した際は、機内でのマスク着用を促すアナウンスがありましたが、10月のアメリカン航空の機内アナウンスでは「マスク着用の義務はありません」と真逆の案内になっていて少し驚きました。(アメリカ本土では2022年7月時点でマスク着用の義務は概ね撤廃されています)
トイレは前方に1か所あったのですが、これは乗務員専用のようで(コックピットドアのすぐそばということで保安上の理由もあるかもしれません)使わないでほしいと言われたため、後方のプレミアムエコノミーと共有しているトイレを利用しました。
ビジネスクラスのシートはフルフラットになるので、睡眠時は横になることで非常に快適に過ごすことができました。他の利用客を気にすることなく通路に出ることができるので、いつでも手洗いに行きやすいのはとても良かったです。
アメリカン航空が2022年9月に公表した内容によりますと、2024年にエアバスA321XLRとボーイング787-9型に新たにFlagship Suiteシート(現行のFlagship Businessに相当)が搭載され、プレミアムエコノミークラスのシートデザインも更新されるそうです。
- 搭乗日| 2022年10月11日火曜日
- 便名| AA60(JL7012 コードシェア便)
- 機種| ボーイング 787-9
- 出発空港| 成田空港(NRT) 第二ターミナル73番ゲート 午後6時30分発
- 到着空港| ダラス・フォートワース空港(DFW)Dターミナル 午後4時着(現地時間)
筆者
アメリカ・メリーランド州特派員
ベスト加島 聡子
神奈川県出身で、在米20数年になります。現在メリーランド州北東部の町で、家庭菜園とクラフトアートを楽しんでおります。
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