サンフランシスコの新航路トレジャーアイランド⇄フェリービル・絶景が売りの宝島、今後は果たしてどうなる

公開日 : 2022年03月22日
最終更新 :
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日頃、最新情報には注意してるつもりなんですが、ベイエリアは次々新しい事が起こります。実は今月からサンフランシスコ・フェリービル(ゲートB)とトレジャーアイランド(TI)間の定期便が就航していたんです。定期便と言っても10分くらいですが、宅地開発が著しいTIの新しい通勤通学手段として、利用者が増える事は間違いなしの航路。試しに乗ってみました。ちょっと島内散策と帰りはミュニバスのプチ紀行です。

今はほぼ貸し切りボートでも将来有望な"ドル箱"航路

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▲手を振るクルー

桟橋右側の大きなフェリーには行列ができていましたが、トレジャーアイランド行きのボートは、キャビン40席、デッキ10席ほど。TI行きは、自転車乗り男性と私+クルー3人の合計5人。平日10時だと乗客が少ない時間帯ですが、こりゃ当分赤字路線だなと素人目に見ても分かりました。船内にあったコーヒーメーカーにたっぷりのコーヒーがあり、サービスなのか聞いてみたらクルー用だそうです。キャプテン曰く「今度カップ持ってきたら、飲んでいいよ」ですって^ ^

さて、料金と切符の買い方ですが、片道5ドル。まだクリッパーカードは使えなかったです。

①ウエブサイトから予約(購入から1年間有効)

②クレジットカード(スクエア対応)

③現金(お釣りがないようにお願い!だそーです)

スケジュールURL:https://tisf.com/schedule/

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▲この景色2人占め

暑いくらいのこの日、真っ青な空、見ず知らずの誰かと二人占めでした。

フェリー通勤も悪くないなぁと思ったりもしました。

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▲トレジャーアイランド・フェリーターミナル

可愛いトレジャーアイランド・フェリーターミナルに着きました。「See You Soon」と名残惜しそうなクルーに別れを告げ、ここから歩けるだけ歩きます。この場所はサンフランシスコ観光でトレジャーアイランドを回るコースに参加された方が景色を眺めたあたりです。多分その時のガイドさんが言っていたはずです「トレジャーアイランドは将来変貌しますよ」って本当にそうなってます。

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サンフランシスコの街並みを左手に、真っ直ぐアベニュー・パーム(Ave of the Palm)を歩きました。

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▲Mersea Restaurant Bar & Venue

メルシー(Mersea)は、島のオアシスと言う古典英語だそうです。サンフランシスコ湾の夕日が一望できる眺めのいいレストラン一押しです。パンデミック中にイベントスペースを設け、パーティ会場として将来の利用価値は大いにあります。

【Merse Restaurant Bar & Venue】

住所: 699 Avenue of the Palms, San Francisco, CA 94130

オープン時間:水11:30〜15:00・木〜土11:00〜19:00・日11:00〜16:00

定休日:月・火

URL:https://www.mersea.restaurant

*20人以下は予約なし(First come,first serve)

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アベニューMに、ポリスアカデミーならぬファイアーファイターアカデミー(消防士訓練所サイト)があります。訓練所内に人の気配はありますが、日中人通りはほとんどありません。→そもそも島全体が工事中みたいなものなので平日の昼間は工事車両がほとんど、歩いている人はいません。

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この消防士訓練所建物の裏側が、ベイブリッジ・オークランド線イーストベイの風景になります。サンフランシスコの高層ビルとは違い手前の港から丘陵地の風景は都会の喧騒を忘れさせてくれますよ。聞こえる建築工事の音がなんだか心地よいです。

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▲The Doggie Diner Heads

思わず叫んでしまった、偶然発見!写真で見たことある『ドギー・ダイナー・ヘッド(Doggie Diner Heads)』これ本物です!!ドギーダイナーは、1948年イーストベイ・オークランドでオープンしたアメリカンダイナーで、サンフランシスコを中心に22ヶ所のチェーン店でした。高さが約2mのダックスフンドにシェフ帽子と蝶ネクタイがトレードマークでした。残念ながら今はサインだけになってしまいましたが、2006年サンフランシスコ市のランドマークとして"最後のドギーダイナーヘッド(The Last Doggie Diner Head)"が、サンフランシスコ動物園近く、Sloat BLVD & 45th Aveにあります。お近くに行ったらその大きさを見て下さい。→遠くからでも判別できるようにサインはとにかく大きくするのが車社会の定説。

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ここが、この日のランチの場所にしてみようと思ったカフェ『アラセリー・カフェ(Aracely Cafe)』

あらっ定休日でした!(行きたいなら事前に調べなさいと言われそうです。間違いなく再訪します)

スペイン語で空という意味らしいです。それとは逆に大きな木に囲まれ隠れ家的な雰囲気が漂います。実は周囲にローインカムのアパートとかあるので、"場末"で裏淋しく、入るのに勇気がいるカフェを想像していたのですが、とんでもない。敷地内はワインカントリー的なちょいプライベートチック。サンフランシスコの夜景がどれだけ望めるか?やはり来てみる価値はありますね。

【Aracely Cafe】

住所:401 13th St, San Francisco, CA 94130

Tel:415-678-5724

オープン時間:水〜日:8:00〜20:00日〜15:00

定休日:月・火

URL:https://www.aracelysf.com

ハッピーアワー:水〜金15:00〜18:00

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"島で唯一"のスーパーマーケット『アイランド・コーブ・マーケット(Island Cove Market)』下の住所を見ていただくと分かりますが、かつては軍のPXだった場所です。平日昼間は工事関係者の方のデリで賑わいます。今話題の"プラントベース(Plant-based/植物由来)ハンバーガー"までありました。住民が少しずつ変わってきたせいでしょうか、置いてある商品は以前に比べオーガニックやナチュラルな物が増えていました。ここは、BBQ用の道具充実しています。ここら辺のアパートには小さいお庭がついていたりするので、庭先でBBQしたくなりますよね。築年数は古いけどサンフランシスコでは超〜贅沢な庭付きアパートなんです。

【Island Cove Market】

住所: Navy Base Exchange Building 201, 800 Avenue H, San Francisco, CA 94130

オープン時間:月〜金9:00〜21:00・土日10:00〜20:00

Tel:415-391-2299

URL:https://www.islandcovefoodcourt.com

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帰りは、24時間巡回のミュニバス#25に乗車して、終点セールスフォースバスセンターに向かいます。

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車内からの風景は、観光バスに乗ってるみたいですよ。

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乗車時間は20分弱。トランジットセンターでもし、時間があれば4階にあるセールフォースパーク散策もおすすめです!

4年前植えたばかりで小さかった樹木もずいぶん大きくなりました→お気に入りの木を定点観測してるんです(苦笑)

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いかがでしたか?今回のプチ紀行。フェリーとは言えないくらいのボートに乗って発展著しい近い将来の高級住宅地トレジャーアイランドに行ってきました。

ヤーバブエナ島からの続きで埋め立ての島です。以前は殺風景な場所でしたが、訪れる度に開拓されています。またボートだと10分ちょっとで、サンフランシスコ・エンバカデロに着くわけですから、不動産上昇も必至です。島内のカフェ、レストランは、今2軒だけですが、開発と共に増えていきます。絶景をセールスポイントにしたイベントスペースを設けていたりとアグレッシブな変革が続く、まさに宝の島トレジャーアイランドでした。

TI

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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