嵐が続くサンフランシスコ、1月中旬の様子
大気の川と呼ばれる大型の水蒸気の気圧の影響で、クリスマスから雨が続くサンフランシスコ、カリフォルニア州はあちこちで洪水の被害に見舞われています。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
大雨が続いた週
先週から今週に掛けても、サンフランシスコ含むベイエリアは大雨が続いています。この雨の影響によってベイエリア南のギルロイの街では、ハイウェイが冠水し交通にも影響が出ています。今週は木曜日だけ雨が止みましたが、明日から新たな嵐が来る予報で、週末も雨と風に警戒する必要がありそうです。
新たな亜種 XBB.1.5への懸念
ここ1週間で話題となっているのが、新たなオミクロン亜種 XBB.1.5の広がりです。米国疾病対策予防センターのデータによると、1月7日までの7日間に発生したコロナウイルス症例の71.6%がXBB.1.5となり、北東部で最も急速に増加していることが判明しています。これに対し、米国全体では27.6%、カリフォルニア州を含む西部地域では7.6%の症例が報告されています。BQ.1.1およびBQ.1亜種は、引き続き、カリフォルニア州におけるコロナウイルス感染者の大半を占めており、今後このバランスが変わっていくと予想されます。
ちなみに気になるXBB.1.5の症状ですが、現在のところ専門家からはXBB.1.5がより深刻な病気を引き起こすとは思われないとの見解が出ています。
今週のカリフォルニア州の感染状況
今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイト によると、州全体の過去7日の1日あたりの平均新規感染者数は2,170人。先週の2349人とほぼ変わらない状況です。ホリデーが終わって1週間半ほど経ちましたが、まだ大きな変化はありません。
11月2日から1月3日までの10万人における感染者数は14.9人。陽性率8.7%。先週と比べると今週も若干減少しています。
COVID-19ワクチン接種状況
サンフランシスコ市の公式ウェブサイト によると、今週の5歳以上を対象としたCOVID-19接種率は1回目は>90%、2回目の接種率は89%。カリフォルニア州全体のワクチン接種率は72.5%。先週と比べて今週も変化はありません。
州の公式サイト によると今週の段階で、サンフランシスコ郡のオミクロン変異株対応のブースター接種率は37.8%。カリフォルニア州全体の摂取率は22%と、追加接種に関してはどちらも僅かに増加しています。
最後に
このコラムを書いている2022年1月12日現在、LA times の統計 によると、サンフランシスコの感染者数は20万4,696人、感染による死者数は1,123人。先週の20万2,943人と比べると今週の増加数は1,753人、1日の平均感染者数は250人です。今週は急増傾向です。
過去1週間の陽性率平均は10.8%・10万人における感染者数は13.5人。こちらの数に関してはあまり変動はありません。感染者がどう変わるのか、来週も引き続きレポートします。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
Katie M
18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。