【中国・蘇州】春節前の買い出しで賑わう葑門横街
中国は、2023年は1月22日が旧暦のお正月「春節」です。春節は中国では最も大切にされてる節句と言っても過言ではありません。カレンダー上では1週間ほど連休になります。日本のお正月同様、長期連休を家族で過ごすために、買い出しをする人で、市場は大賑わい。蘇州の古くから市民に親しまれている屋外市場「葑門横街」をリポートします。
「葑門横街（フェンメンハンジエ）」は蘇州の旧市街地にある、古い屋外市場です。1本の長い通りの両側に、商店が並びます。売っているものは、野菜や魚、肉、お惣菜、雑貨など多岐に渡ります。
こちらは正月飾りだけを売るお店。ドアに貼る「福字」や「春聯」などが売られています。
春巻きの皮を手焼きしているお店がいくつかあります。春巻きは春節前夜の年越し料理で必ず食べられる食べ物。「もうすぐ春になる、新しい一年が始まる、新春を迎える」などの意味があるようです。
春巻きの皮だけを購入することもできますが、餡を包んでいる春巻きも購入できます。今年はナズナと豚肉の餡、ニラと豚肉の餡、ニラと卵の餡、あずき餡が売られていました。お値段は1パック25元（約500円）でした。
「蛋饺（ダンジャオ）」は卵で肉餡を包んで焼いたもの。スープで煮たり、火鍋に入れて食べたりします。
そして今年この市場で大行列ができていたのは「爆鱼（バオユー）」。いくつかお店がありますが、どこも大行列でした！ 魚も年越しの縁起ものとして、食べられるからだと思います。
年越し料理だけでなく、食べ歩きができる小吃（シャオチー）があるのもこちらの嬉しいところ。こちらのお店でも行列ができていました。右の丸いのが「油氽团子（ヨウトゥントゥアンズ）」。もち米の粉で作った団子で、肉餡を包んで揚げたものです。外はカリっと中はモチモチ、甘じょっぱい醤油味の肉餡がよく合います。1つ4元（約80円）。
そしてこちらも人気のクワイチップス。量り売りで、「10元分ください」と値段を言えば、量って入れてくれます。
市場の中でも新鮮なクワイも売られていました。
中国の春節前ならではの熱気が感じられました。この時期蘇州を訪れたらぜひおでかけください。
葑門横街
- 住所
- 苏州市姑苏区葑门路
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