バレンシア中心部にあるランチにオススメのレストランLos Gómez

今日はバレンシア中心部、市役所広場のすぐ近くにあるランチにオススメのレストラン、1989年創業のLos Gómezをご紹介します。

ここのランチがオススメの理由は３つ。

◆平日のお昼の定食メニューが前菜・メイン・デザートかコーヒーで16.90ユーロ◆

ここ2～3年であらゆるものの値段が上がったスペインですが、中心地でこの値段はリーズナブルと言えるでしょう。但し、飲み物は別料金となります。

◆お料理の選択肢の幅が広い◆

現在のメニューでは、前菜13種類、メイン11種類、デザート4種類から好きなものを選べます。バレンシア料理専門店ではないものの、お米料理も豊富。常時3～4種類あります。お昼の定食メニューだとパエリアを頼んでもお鍋ごとではなくお皿に盛られて出てくるお店が多い中、ここはちゃんとパエリア鍋で出てくるのが嬉しい（※パエリア系は2人前からのオーダーになります）。

先日行った時は寒い日だったので、バレンシア風パエリアをリゾットにしたお米料理を頼みました。お米料理は、パエリアのように汁分のないものがセコ（seco）、リゾット状のものがメロソ（meloso）、しっかりと汁分があるものはカルドソ（caldoso）、と3つに分類されることはご存じですか？ これはメロソになります。2人前なのにこんな大鍋で出てきてビックリ。少なくとも3人前はありました。食べきれなかったので、残りはお持ち帰りに。

前菜にはこんなお花のようにカットされたアーティチョークを頂きました。アーティチョークは日本ではなかなかお目にかかれない野菜ですね。私は大好きです。バレンシアでは山の幸系のお米料理に入れることも多いんですよ。

ちなみに、あまりお腹が空いていない時は、前菜かメインの1品だけ頼んでもOK。その場合はデザート付きで14.50ユーロになるので、お得感はなくなりますね。

◆遅めのランチができる貴重なお店◆

バレンシアのバルやレストランのランチタイムは13時半か14時にスタートします。たいていのキッチンは16時頃には閉まり、それから20時半か21時頃までは温かいちゃんとした食事を食べられる場所はほとんどなくなります。が、ここは16時半までならお昼の定食メニューをオーダーできるとのこと。

オススメ理由を3つ挙げてみましたが、私の中では3番めが特にポイントでしょうか。私は16時にお昼の定食メニューを頼めるバルやレストランさえ、ほかに知りませんから。

機会があればぜひ行ってみてくださいね。