香港政府、1月30日より新型コロナが陽性反応を示しても隔離なしの方針

公開日 : 2023年01月29日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

日本政府は新型コロナウイルスについて2類から5類への移行を5月8日としましたが、香港でも大きな動きがありました。香港政府はこれまで新型コロナの陽性者について隔離を求めていましたが1月30日から適用しないことを決めました。つまり、香港の渡航は、新型コロナに感染しているかどうか関係なく入境できることになったことを意味します。

新型コロナ対策において香港への入境は、世界でも屈指の厳しさで、筆者も香港で最長21日間の政府指定ホテルでの隔離を経験したことがあります。しかし、香港政府は2022年9月26日に政府指定ホテルでの隔離方針を廃止してから、一気にウィズコロナにシフトして、どんどん緩和策を打ち出してきました。そして、香港政府は1月30日以降、新型コロナを上気道感染の一種として考えること変更します。その結果、新型コロナで陽性であっても香港で入境することができることになりました。実質、香港の渡航はほぼ新型コロナ以前に戻り、自由に行き来できると考えていいと思います。

香港のとって新型コロナウイルスは、上気道感染と同じ扱いになります
香港のとって新型コロナウイルスは、上気道感染と同じ扱いになります

なお、マスク着用義務については、一部の状況では緩和されましたが、公共の場や公共交通機関で着用ルールがまだ適用されているので、日本と大きな差はないと思ってください。ただ、香港政府は3月末を目途にマスク着用義務を廃止する考えだそうなので、マスクから解放されたい人は4月以降の渡航をおすすめします。

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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