サンフランシスコ朝一番早いのは?ノースビーチ&チャイナタウン

公開日 : 2023年02月14日
最終更新 :

皆さん、童謡「♪朝一番早いのは…」というパン屋さんの歌覚えていますか?まさに今回はそんな話で朝一番でパンを買いに行ってみました。サンフランシスコで知らない人はいないと言われるほど有名なイタリアンベーカリーです。そしてチャイナタウンで働く人達の胃袋を満たす点心屋さん。ユニオンスクエアからもちょうどいい距離のチャイナタウンとノースビーチは、ロコと旅行者が渾然一体となっているエリアの早朝の様子です。

春休みにサンフランシスコにいらっしゃる皆さんにとって、朝の散歩+朝食の一石二鳥な旅情報です。

ストックトン&フィルバート左側が行列のできる朝食屋さんママス(Mama's)
ストックトン&フィルバート左側が行列のできる朝食屋さんママス(Mama's)

サンフランシスコ住民ならみんな知ってるよと言われるほどの有名なベーカリーが、ノースビーチワシントンスクエアに面してあるリグリアベーカリー(Liguria Bakery)です。オープンは7:00からお昼までですが、11時には売り切れちゃうのでそれで店じまい。ベーカリーといってもフォカッチャのみで持ち帰り専用。6時半はもう明るいし、列に並んでみようとなりました。朝のコーヒーも飲まず、何はともあれ行列に、出来立てのフォカッチャを買う使命感を帯びながら向かいました。

平日の7:00ちょうど、右側が目的のベーカリー、4人並んでいただけでした。道路を挟んで左側が、行列ができる朝ごはん屋さんのママスです。こちらは8時オープンなので店内でスタッフが準備に追われていました。

ママス(Mama's on Washington Square)

窓越しからメニューを確認
窓越しからメニューを確認

列に加わり、窓越しに店内メニューを見名がら、プレーンは決まったけど他にはどれにしようかと…迷いますね。どれもトッピングの正統派。皆さんなら何を選びますか? (マジに迷いました)
プレーンが7ドル。オニオン・レーズン・ガーリック・ローズマリー・マッシュルーム・ブラックオリーブがそれぞれ8ドル。他にピッザドウが5ドル。ほのかに香ばしい香りがして、ちょっと風は冷たかったけど、早起きした甲斐がありました。

順番が回ってきました。カウンターで注文して、それに応じてキッチンからフォカッチャを持ってきて、一枚一枚丁寧に紙に包み、最後に細いタコ糸で結んでくれます。まるでギフトです。お店を出る人みんな笑顔なのは、買えた嬉しさだけじゃなく、心をこめて包んでくれた感謝の表れかもしれません。

どうもご店主は、サンフランシスコジャイアンツファンらしく、グッズも売ってました。地元出身で往年の野球選手ジョー・ディマジオ(Joe Dimaggio)も来たに違いないと想像してしまいました。

並んでから10分ほどで買うことができました。

アンティークなレジスターがショーウィンドウに
アンティークなレジスターがショーウィンドウに

フォカッチャって?おさらいです。
『フォカッチャ(Focaccia)』とは、イタリアの伝統的な平たい四角いパン。強力粉、水、塩、酵母が材料で”オリーブオイルを練り込む”のが特徴です。ピザの原型って言われています。ピザは丸いイメージですね、しかし、最近は四角いピザもよく見かけ珍しいと思っていましたが、昔々に戻ってるってことかしらん。

リグリアベーカリー
住所
1700 Stockton St San Francisco, CA 94133
Tel
4154213786
営業日
月から土曜日
営業時間
午前7時からお昼までですが、売り切れたら終了
休日
日曜日月曜日

”チャイナタウンの点心”と”ノースビーチのカフェ”

早起きしたおかげで、日常の時間帯とは違う街の様子を体験できました。せっかくなので、ノースビーチ&チャイナタウンの朝7時頃は、どーなっているか?どこが開いているか?探検したので、参考にしてみてください。

実は、リグリアベーカリーより早く開いていて、行列ができていたのが、チャイナタウンの生活人街ストックトン通りのGood Mong Kok Bakeryでした。いつも行列ができていて、列がないのは閉まっている時くらいです。点心(Dim Sum)買って、職場で朝ごはんにしたりランチで食べたりするみたいです。

☆チャイナタウン(中華料理)では、中国人のお客さんの割合に注目です。中国人に受け入れられている中華料理は、安くて美味い☆

通称点心ブロック
通称点心ブロック

ストックトン通りワシントン通りとパシフィック通りの間は、8時前からやっているベーカリーや点心屋さんが多く、私たちは、”点心ブロック”って言っています。早朝の荷出し作業をする商店街の働く人たちにとっては胃袋満足地帯で、中国語乱れ飛んでいます。

カフェグレコ
カフェグレコ

なんちゃって中国の次は、なんちゃってイタリア。ここもラテンな外国語がよく聞こえるエリアのノース・ビーチ、イタリア人街です。イタリアの国旗が電信柱に塗られてます。先ほどのフォカッチャ抱えて歩いていると何人に指をさされたことやら(自慢)抱えているフォカッチャの包みは、まさに戦利品!コロンバス通りに面したカフェグレコでは、中に入れなかったお父さんが、外でひっそりコーヒー飲んでいましたし、イタリア系のお母さん達4人組は、朝から元気で陽気なお喋りが止まらない様子でした。

さすが!満席
さすが!満席

サンフランシスコの文人達の憩いの場、カフェ・トリエステは、予想どおり7時ちょっと過ぎ既に満席でした。歩道脇のカフェスペースには、近くにあるノースビーチ警察署のお巡りさん達10人くらいがコーヒー片手に談笑中でした。

昨今、犯罪が多くて嘆く事ばかりですが、お巡りさんがふざけてる風景はホッコリします。

おしゃれな中華ベーカリー屋さん
おしゃれな中華ベーカリー屋さん

台湾カステラ風なふわふわのパンが買えるファンシーウィートフィールドベーカリーは、ケーキのような柔らかさで甘さも優しい。軽いからいくらでも食べれちゃいます。サンフランシスコには4店舗あります。

八百屋さんも始動です。
八百屋さんも始動です。

フォカッチャの香りから、気がつけばファイブスパイス(五香粉)が匂ってきてるストックトン通り。歩道の外にまで空き箱が積まれ始めました。チャイナタウン目覚めの時間です。7:30

アメリカへ帰ろう…トンネル
アメリカへ帰ろう…トンネル

ホテルが多いユニオンスクエアから歩いてチャイナタウンやノースビーチ行く時は、ストックトン通りのトンネルを歩くことになります。”トンネルを抜けると中国であった””トンネルを抜けるとアメリカであった”が体感できるトンネルです。

30cmx20cm
30cmx20cm

さて、家に帰って、包んでくれたフォカッチャの包みの紐を解いて、再び芳しいオリーブオイル香が鼻腔をくすぐりまして、ローズマリー・プレーン・ガーリックの3種類。お友達にお裾分け用に切り分けです。お店の方によれば買った日と翌日は室内に置いてて大丈夫ですが、それ以降は冷蔵庫で保管して早めに食べてくださいだそうです。私は、食べやすい大きさに切って冷凍して、食べる時オーブンで温めると出来立て感が戻るのでおすすめです。

Buon appetiito!

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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