春はすぐそこ! 気分一新&運気向上を祈願する横浜市内の神社めぐり

公開日 : 2023年03月08日
最終更新 :

もうすぐやってくる春。新年度、新たな環境に飛び込む人も、今いる環境で引き続きがんばる人も、神奈川の神社めぐりで新年度の運気向上を願ってみるのはいかがでしょうか。2023年3月9日発売の御朱印でめぐる 神奈川の神社 週末開運さんぽ 改訂版のなかから、横浜市内の開運神社をピックアップしてご紹介します。

関東のお伊勢さん【伊勢山皇大神宮】

伊勢山皇大神宮拝殿。奥には伊勢神宮より譲り受けた社殿が
伊勢山皇大神宮拝殿。奥には伊勢神宮より譲り受けた社殿が

明治初期、港を見下ろす丘の上に創建された伊勢山皇大神宮。横浜を守護する役割を持った横浜総鎮守で、三重県の伊勢神宮と同じ天照大神(アマテラスオオミカミ)を祀ることから「関東のお伊勢さま」として広く崇敬を集める神社です。
創建150年を迎えた2020年には記念事業として新たな本殿を造営しましたが、なんと、この新本殿は伊勢神宮の旧社殿まるまる一棟を、この横浜に移し替えたものなのです。
三重の伊勢神宮では、式年遷宮というならわしで20年ごとに社殿の建て替えを行っており、西暦690年の第1回から2013年の第62回まで1300年以上も続いています。神様がいらっしゃる社殿を常に新しく綺麗な状態に保つという考え方があるのです。また、定期的な建て替えを繰り返すことで、伝統的な建築技術を消失することなく現代まで受け継ぐという側面も持っています。
伊勢山皇大神宮の現在の本殿は2013年の式年遷宮で建て替えることになった伊勢神宮の旧社殿がそのままの姿で横浜に移ってきています。横浜から遠く離れた伊勢や受け継がれてきた伝承などに想いを馳せながら、新年度の成功を願うのもよいのではないでしょうか。

伊勢山皇大神宮

創建
1870年
本殿様式
神明檜造
住所
神奈川県横浜市西区宮崎町64
交通
JR・横浜市営地下鉄「桜木町駅」から徒歩10分
参拝時間
5:00~20:00(4~9月)、6:00~20:00(10月~3月)
御朱印授与時間
9:00~19:00

女神さまに魅力向上を願う【浅間神社】

浅間神社の拝殿。地名から森浅間神社とも呼ばれる
浅間神社の拝殿。地名から森浅間神社とも呼ばれる

横浜市磯子区森に鎮座する浅間神社は、鎌倉時代に源氏の頭領である源頼朝によって建立されたと伝わっています。木花之咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)が御祭神。子宝、安産、子育ての神、富士信仰の神として崇敬を集める女神様ですが、とても美しかったとも伝えられていることから、この女神様を祀る浅間神社は女子力アップを願う女性に推すべきパワースポットとなっています。
神社の北側にある朝日不動滝と遊水地があり、かつては不動明王を祀る修験道の神聖な修行の場でした。そのような歴史から、浅間神社の中でも屈指のパワースポットとして人気があります。

浅間神社

創建
1191年
本殿様式
流造
住所
神奈川県横浜市磯子区森2-16-7
参拝時間
自由
御朱印授与時間
在社時のみ
交通
京急本線「屏風浦駅」から徒歩9分

浜のおすわさん【諏訪神社】

鎮座地から石川町諏訪神社と表記されることもある
鎮座地から石川町諏訪神社と表記されることもある

横浜市中区石川町の諏訪神社は1481年創建の神社。御祭神の建御名方命(タケミナカタノミコト)は出雲大社などでお祀りされる大国主神(オオクニヌシノカミ)を父に持つ神様です。
創建当初は現在の所在地よりも標高が高い場所に鎮座していて、石川河岸を出入りする漁船を導く灯台としての役割を果たしていました。
この神社は長い歴史の中で社殿が何度も火事や災害にあい、時には社殿が焼失してしまうこともありましたが、町内で火事が起こる事はなかったと伝えられています。
地域の人々は、町の身代わりとなって災害から自分たちをを守り、繫栄させてくれる「浜のおすわさん」として諏訪神社を篤く信仰するようになり、現在では3000戸もの氏子を有する地域に根差した神社となっています。
諏訪神社をお参りすれば、災害から身を守り、何度困難にぶつかってもその度に立ち上がる不屈の心が得られるかもしれません。

諏訪神社

創建
1481年
本殿様式
神明造
住所
神奈川県横浜市中区石川町4-164
参拝時間
自由
御朱印授与時間
9:30~18:00
交通
JR根岸線「石川町駅」から徒歩5分

学業・資格・経営・出世などの御利益で知られる【思金神社】

思金神社の社殿
思金神社の社殿

思金神社の「思金」とは祭神の八意思金大神(ヤゴコロオモイカネオオカミ)の事を指しており、この神様はたいへん頭のよい神様として伝えられています。
思金大神のもっとも有名な神話は天照大神が洞穴に閉じこもり、世界が闇に包まれ、さまざまな凶事が起こった際に、どうにか天照大神を洞穴から出させて、事なきを得たという「天岩戸開き」でしょう。「天岩戸のすぐ外で神々たちが騒ぎ立てれば、気になった天照大神が顔を出すだろう」という作戦を立案した神様こそが、実は思金大神でした。
知恵や思考、そして思慮を神格化した神として、学業・資格・経営・出世などに御利益があるとされます。また、「天岩戸開き」では、太陽を取り戻すに等しい偉業をなしたことから気象をつかさどる神様としても祀られています。
思金神社を参拝すれば、学業や仕事運に大きな御利益を得られるかもしれません。

思金神社

創建
1928年(白山神社拝殿として創建)
本殿様式
流造
住所
神奈川県横浜市栄区上郷町745-1
参拝時間
8:00~17:00
御朱印授与時間
10:00~12:00、13:00~16:00
交通
JR根岸線「港南台」駅よりバス8分「紅葉橋」下車、徒歩3分

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・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
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(関連記事)https://www.arukikata.co.jp/web/catalog/article/travel-support/

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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