雪に見舞われたベイエリア、3月上旬のサンフランシスコの様子をレポート!

公開日 : 2023年03月03日
最終更新 :
筆者 : Katie M

2月最終週、寒波の影響で高地に記録的な雪が積もったベイエリア、3月に入っても寒い日々が続いています。3月に入った初週、南カリフォルニアのディズニーランドでも降雪が観測されました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。

寒さが続くベイエリア

先週お伝えしたように、サンフランシスコ含むベイエリアでは今週も寒さが継続しています。ワインカウンティーとして有名な内部のナパ郡のブドウ畑に雪が積もり話題となったほか、3月2日には温暖な気候で知られるディズニーランドでも降雪が観測されました。このような寒さは沖合にある気圧配置に関係があるとされ、ここ数ヶ月の間、西太平洋からカリフォルニアに向かう低気圧の波が次々と押し寄せる大気の川が、大雨や寒波と引き起こしています。3月2日の時点では太平洋高気圧が復活し、日中は暖かくなる予想ですが、夜は太平洋側やサンフランシスコ湾沿いでは40度以下、マリン、アラメダ、コントラコスタ郡の丘陵地帯では30度以上、ナパ、ソノマ、ソラノ郡の内陸部の谷間では氷点下まで下がる予想です。このような天候は今週末まで続く見込みです。

カリフォルニアの干ばつが改善

このように低気圧の影響で雨や寒さが続いていますが、おかげでここ数年間深刻な状況だった干ばつ問題は改善傾向にあります。シエラ山麓の一部、セントラルバレー、中南部沿岸を含むカリフォルニア州の大部分は、大学グループと共同で連邦政府が3月2日に発表した地図によると、干ばつ状態には分類されないところまで改善しています。

この地図によると、州内の半分以上が干ばつから脱したことになりますが、まだ「異常乾燥」と表示されており、正式な干ばつ指定の1段階下の状態です。過去3年間、カリフォルニア州の85%が干ばつに見舞われていたのですが、こちらが25%まで改善しています。ベイエリア9郡は、ソノマ郡、ナパ郡、ソラノ郡の北東部を除き、ほぼ完全に干ばつから脱却した状態まで回復しています。

カリフォルニアとサンフランシスコの感染状況

今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイト によると、州全体の過去7日の1日あたりの平均新規感染者数は1021人。12月28日から2月21日までの10万人における感染者数は6.9人。陽性率は6.5%。先週1000人を下回りましたが、今週はわずかに上昇しています。

ワクチン接種状況ですが、サンフランシスコ市の公式ウェブサイト によると、今週の5歳以上を対象としたCOVID-19接種率は1回目は>90%、2回目の接種率は89%。カリフォルニア州全体のワクチン接種率は72.7%。州の接種率が久しぶりに0.01%増加しています。

最後に

このコラムを書いている2022年3月2日現在、LA times の統計 によると、サンフランシスコの感染者数は20万8,542人。感染による死者数は1,168人。先週の20万7,293人と比べると今週の増加数は1,249人、1日の平均感染者数は178人。先週とほぼ変わらない状況です。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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