【ワシントン】旅行中にアンティークや中古の掘り出し物を見つけることができるおすすめスポット6選!

公開日 : 2023年03月11日
最終更新 :

海外旅行の際のたのしみの一つに、おみやげ選びがありますよね。デパートや観光地のお土産屋さん、空港の免税品店やスーパーでもおみやげを選ぶことができますが、アメリカに住んでいる人々がよく利用していて旅行者の方にはあまり知られていない穴場のショッピングスポットがあるんですよ。

今日は、アメリカの生活用品の中古品だけでなく、アンティークの家具や調度品から、リズム&ブルースが誕生したあたりの40年代に流行ったような古着の衣類、アンティークのアクセサリー、ビンテージのバッグ、50年代のおもちゃなど、面白グッズや掘り出し物が見つけられる場所を6つ選んでご紹介したいと思いますので、最後までお付き合いくださいね。

1. アンティーク・ストア (Antique Store )

アンティークストアは、文字通り、アンティークの商品を販売しているお店です。最近は、アンティークディーラーでなくアンティークストアに一定の賃貸料を払って商品を置いてもらって販売する形式のショップも増えているようです。以前我が家の隣に住んでいた女性は、アンティークストアのオーナーに月額500ドル払って、お店の一角を借りて彼女の自宅で使っていた古い家具や調度品を販売していました。お店のウェブサイトで商品の画像を閲覧した他州在住の買い手からの値段の交渉があり、2つの家具をセットにして20%値引きして売り一時間半かけて配達しに行ったこともあったようです。アンティークストアは値引きしてくれないというイメージがあるかもしれませんが、このように、交渉次第で少し安く買うことができる場合もありますし、「え?1か月前は確かに倍の値段だったのに!」というような素敵なオークの椅子が、お店の奥の処分コーナーに移動していることもあるんですよ。

ワシントンDCや周辺各州バージニア、メリーランド、ペンシルベニアあたりでは良質の品物が販売されていると定評のあるアンティークストアが比較的多いようですが、ワシントンの創業30年のグッドウッド(Good Wood)は、家具、木製品、調度品、アート作品などで人気のお店でお客さんから高評価を受けているお店なのだそうです。

アメリカの家具や調度品、アート、食器やシルバーのカトラリー、ビンテージのアクセサリーなどをお探しの場合は、ぜひアンティークショップをのぞいてみてくださいね。

住所
1428 U Street NW Washington, DC 20009
電話番号
202-986-3640
営業時間
月 - 日曜日 12:00 - 18:00
フェイスブック
https://www.facebook.com/GoodWoodDCShop
インスタグラム
https://www.instagram.com/goodwooddc/
URL
https://www.goodwooddc.com/

2. エステート・セール (Estate Sale)

エステートセールとは、不動産の所有者が亡くなったり、介護施設や退職者コミュニティなどに引っ越したり、離婚、差し押さえなどで自宅などの財産が維持できなくなって不動産を売却をするためのセールで、家族のメンバー(遺品の処分の場合は相続人)が専門家に依頼して行うセールのことです。
私が初めてエステートセールに行ったのは20年以上前でした。他州に住む義母の家の近くのエステートセールでは、息子さんが州の専門家に相談してお母さんの家の中の遺品を処分することにした、ということでした。そのエステートセールでは、玄関先の用紙に義母と私の名前を書いて、家の中に入り、立ち入り禁止の部屋をのぞいたすべての部屋を回ることができました。家具、調度品、食器類、台所用品、リネン類などが売却の対象でした。私が買ったのはリモージュの食器のセット、ロイヤルコペンハーゲンのお皿2枚、ダブルのベッド用の白いコンフォター、未使用のヨーグルトメーカーでした。アンティークの皿をコレクションしていると言っていた男性が、かなりの数の食器を買っていました。別の10年ほど前にエステートセールでは、知人が、自分は興味がなかった遺品の額入りの水彩画を3,000ドルで売却したそうです。個人宅で行われるエステートセールでは、知る人ぞ知る珍しい掘り出し物が見つかることも多いものです。

余談ですが、最近はエステート・セール(Estate Sale NET)などのように、オンラインのウェブページで、一点ずつ販売しているものの画像を閲覧できるウェブサイトも増えているようです。現地に赴くエステートセールでは家の中で販売されているすべてのものを実際に見て購入することはできますが、人数制限があるのか、あらかじめ登録しなければならないのか、番号札が配られるのか、など下調べをしてから出向いたほうが良いですね。ちなみに、番号や名前を呼ばれたときにトイレに行っていたなどの理由で自分の番を逃してしまうと、列の一番最後に並びなおさなければならなくなることがあるので、エステート・セールでは、長い列での待ち時間がある場合でも出来れば自分の番号を呼ばれるまで列を離れないほうが良いかもしれません。

エステート・セール・ネット(Estate Sale NET)
フェイスブック
https://www.facebook.com/EstateSales.NET
ツイッター
https://twitter.com/EstateSalesNET
インスタグラム
https://www.instagram.com/estatesalesnet/
ユーチューブ
https://www.youtube.com/user/EstateSaleVideos
URL
https://www.estatesales.net/

コンサイメント・ストア(委託販売店)では、コンサイナーが委託したブランド品のバッグ、古着、アクセサリー、家具や調度品などの中古品を販売しています。ストアの買物客が商品を購入すると、委託したコンサイナーがお金を受け取ることができるというシステムになっています。私が知っているコンサイメント・ストアの例をあげれば、お店のオーナーがコンサイナーが委託したジャケットに20ドルという値段を付けるとします。20ドルで売れれば半額(50%)がコンサイナーに、半額はお店側に支払われるというシステムで、1ヶ月経ったら10%引き、2ヶ月目で20%、3ヶ月目で30%、売れ残ったらコンサイナーが引き取るか商品をお店に寄付してしまうかで最終的に処分するというところが多いようです。コンサイメント・ストアでは、最初から新品同様のものでなければ受け付けないので、かなり質が高い商品を特価で買い求めることができます。ブランド品のバッグなどは3ヶ月目でかなり安くなった商品が売られている場合もありますよ。

下記に紹介するセージ・コンサイメントはメリーランド州のケンジントンに店舗がありますが、オンライン販売もしているようですので、チェックしてみてはいかがでしょう。

3. コンサイメント・ストア (Consignment Store)

住所
3734 Howard Avenue, Kensington, MD 20895
電話
301-530-5723
フェイスブック
https://www.facebook.com/Sageisconsignment/
ツイッター
https://twitter.com/SageConsignment
インスタグラム
https://www.instagram.com/sageconsignment/
ピンテレスト
https://www.pinterest.com/sageconsignment/
イェルプ
https://www.yelp.com/biz/sage-consignment-kensington
URL
michel@sageconsignment.com

4. スリフト・ショップ(Thrift Shop)

サルベーション・アーミー(Salvation Army) やグッドウィル (Goodwill )といういわゆるスリフト・ショップ(thrift shop)でもリサイクルの販売していますが、コンサイメント・ストアと違って委託販売店ではないので、サルベーション・アーミーやグッドウィルに中古品を寄付する人が利益や報酬を受け取ることはありません。サルベーションアーミーがイギリスのロンドン発祥、今日では133か国で慈善事業に取り組んでいる団体なのに対し、グッドウィルはアメリカのマサチューセッツ州ボストンで社会改革のために設立された非営利団体です。グッドウィル・インダストリーズ・インターナショナル (GII) は、DC 郊外のメリーランド州ロックビルを拠点に、職業訓練プログラム、雇用斡旋、その他のコミュニティのための様々なプログラムを作成しているとか。一般家庭から寄付された衣料品や家庭用品は北アメリカの3,200 以上の店舗とオンライン (shopgoodwill.com など) で販売しているそうです。

PA州ヨーク市のサルベーション・アーミーの店
PA州ヨーク市のサルベーション・アーミーの店
サルベーション・アーミー(Salvation Army Family Store & Donation Center)
住所
6528 Little River Turnpike, Alexandria, VA 22312
電話番号
703-642-9270
営業時間
月 - 土曜日 9:30 – 21:00
日曜日 休業
URL
https://satruck.org/
MD州コッキ―スビルのグッドウィルのお店
MD州コッキ―スビルのグッドウィルのお店
グッドウィル (Goodwill Retail Store & Donation Center)
住所
2200 South Dakota Ave. NE Washington, DC 20018
電話番号
202-715-2658
営業時間
月 - 土曜日 10:00 - 20:00
日曜日 10:00 - 18:00
URL
https://dcgoodwill.org/locations/south-dakota-ave-ne-washington-dc-store-donation-center/

スリフトショップでは、かなり年季が入ったビンテージの衣類、バッグなど以外にレコードやCD、家具、電化製品、ライト、カーテン、ベッド用のリネンからバスタオル、食器に至るまで生活用品一式をそろえることもできます。アメリカ留学や短期滞在で生活用品にお金をかけたくない方には、ぜひサルベーション・アーミーとグッドウィルをのぞいていただきたいと思います。

5. フリーマーケット (Flea Market)

フリーマーケットとはいわゆる「蚤の市」です。エステート・セールなどは事前に予約の問い合わせ、当日の番号配布など手間と時間がかかる場合がありますが、フリーマーケットは、予約などを入れなくても決められた時間に行けば必ず出店しているので便利です。ワシントンでは、ジョージタウンのフリーマーケットがよく知られていますので、チャンスがありましたらどうぞチェックしてみてくださいね。

住所
1819 35th St NW, Washington, DC 20007
営業時間
毎週日曜日 8:00 -
URL
http://www.georgetownfleamarket.com/

6. ヤードセール&ガレージセール

上記に挙げた場所のほか、アメリカでは、個人宅の庭で買い物をするチャンスもありますよ。春から秋にかけて、住宅地の信号機の電信柱や十字路でやたらと目を引くホットピンク、レモンイエロー、ネオングリーン系の蛍光色の派手な「YARD SALE(ヤードセール)」「GARAGE SALE (ガレージセール)」などのサインを見かけたら、近くの住宅地の一般家庭の庭先で不用品販売を行っているといるという印なので、サインを追跡してみると、サインに書いてある住所にたどり着くことができます。

私も子どもたちが幼かったころは、庭先でヤードセールをして洋服、赤ちゃん用品、おもちゃなどの不用品を売ったことも買ったこともありますが、一般家庭のヤードセールやガレージセールの値段は手ごろです。時代が変遷してもヤードセールでは二束三文の値段がついていることがほとんどで、女の子用のワンピースでも5ドル程度、Tシャツやパンツ、スカートなど50セントから1ドル程度で見つけられることが多いようです。一般家庭のヤードセールは、家の中の片づけも兼ねているので週末のうちに不用品を処分したい家庭が出しているので、特に終わりの時間が近づくと、値引きしてくれることも。日曜日に出店するフリーマーケットとは違って、一般家庭のヤードセールは金・土曜日の8時頃から2時頃にかけて行うというサインが出ていることが多いようです。機会があったら、ぜひのぞいてみてくださいね。

筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。

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