ステイホーム開始から3年目を迎えるサンフランシスコ。3月中旬の様子

公開日 : 2023年03月17日
最終更新 :
筆者 : Katie M

ここ数週間お伝えしているように、北カリフォルニアでは太平洋の低気圧による大気の川により、不安定な天候が続いています。3月中旬に入った週も、強風と大雨による大規模停電や洪水が発生しています。そんな中、今週3月17日、サンフランシスコはステイホーム発令からちょうど3年目を迎えました。今週の様子をレポートします。

大規模な停電が発生した週

ここ数週間の間、寒い日々が続いていましたが3月の第二週目はパイナップルエクスプレスと呼ばれるハワイからの温かい大気の川により、3月14日と15日に湿度と温度が上がった天候となりました。同時に強風と雨が続き、ベイエリア全体で大規模停電が発生。ベイエリアの155,000人以上のPG&E顧客が火曜日の午後早くまでに停電し、そのほとんどがサウスベイとイーストベイ地域に集中しました。

ロックダウンから3年目を迎える週

パンデミックが始まって以来、比較的早い時期からホームステイが始まったサンフランシスコ、今週でちょうど3年目を迎えました。サンフランシスコのステイホームが実施されたのが2020年3月17日。3年前の今週はまさにさまざまなことが起こった週で、まず、3月11日にWHOがパンデミック宣言、トランプ大統領が国家非常事態宣言を行ったのが3月13日。僅か4日後にサンフランシスコはステイホームに突入しています。スーパーでの品不足が問題となり、トイレットペーパーが店舗から消えたのもこの週です。

その後、市内ではプロテストと暴動がほぼ同時期に起こり、外出禁止令が出される流れとなりましたが、地方紙ではGoogle検索を見ることでその当時の流れが分かると紹介しています。2020年3月と4月に、戸締まりや隔離などの緊急対策に関する健康関連の検索が増え、ワクチン、そしてブースターの登場、さらにパクスロビド、二価のブースターの登場と、これらの用語の検索が急増しています。

カリフォルニアとサンフランシスコの感染状況

今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイト によると、州全体の過去7日の1日あたりの平均新規感染者数は724人。先週の977人と比べると数がぐんと減少しています。ここまで数が減少したのは2020年に感染者数が増加しはじめた5月下旬以来です。1月11日から3月7日までの10万人における感染者数は5.7人。陽性率は5.7%。数値的には安定しています。

ワクチン接種状況ですが、サンフランシスコ市の公式ウェブサイト によると、今週の5歳以上を対象としたCOVID-19接種率は1回目は>90%、2回目の接種率は89%。こちらに関しては変化はありません。カルフォルニア州全体のワクチン接種率は、72.7%です。

最後に

このコラムを書いている2022年3月16日現在、LA times の統計 によると、サンフランシスコの感染者数は21万407人。21万人台となりました。感染による死者数は1,180人。先週の20万9,253人と比べると今週の増加数は1154人、1日の平均感染者数は164人。今週は先週の反動が、数が増加している印象です。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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