週末弾丸旅行もOK!『地球の歩き方 ソウル』が約3年半ぶりに改訂

公開日 : 2023年04月18日
最終更新 :

コロナによる渡航制限が解除され、そろそろ海外旅行に行きたくなっている人も多いはず。この春から松山、熊本、富山など地方からソウルへの便も復活! 日本各地から2〜3時間で行けるソウルは久しぶりの旅先にピッタリ! 『地球の歩き方 ソウル』では最新情報とともに、入国から帰国までに必要な準備に関して紹介しています。

コロナ後のソウル市内の状況はいかに!?

観光イベントもどんどん復活
観光イベントもどんどん復活

約3年半ぶりとなる改訂版の表紙を飾ったのは、景福宮の守門将交代儀式の様子。交代儀式は2022年の5月から再開され、毎週火曜日を除く10:00と14:00の2回行われています。コロナ以前と異なるのは、旗を掲げている守門将が伝統的な模様があしらわれた黒いマスクを着用していること。マスクを着用しての交代式はコロナのレギュレーションによるもので、取材時にはこのレアな姿が見られました。そこで、ソウル旅行の再開を記念して今回の表紙に採用! みなさんが訪れたときにはマスクなしの姿になっているかもしれませんが、ソウルの顔となる精鋭たち、カッコイイ素顔もイケてるはず!

■景福宮

・住所
161, Sajik-ro, Jongno-gu(종로구 사직로 161)
・営業時間
3~5・9・10月9:00~18:00
6~8月9:00~18:30
11~2月9:00~17:00 ※最終入場は1時間前
・アクセス
地下鉄3号線景福宮駅5番出口徒歩5分
・料金
3000ウォン
・URL
https://www.royalpalace.go.kr/
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、営業時間が変更になる場合があります。詳しくは公式ウェブサイトで確認してください
マスク不要の場面が拡大、飲食店のおばちゃんの笑顔もOKに!
マスク不要の場面が拡大、飲食店のおばちゃんの笑顔もOKに!

韓国政府は、3月20日からマスク着用義務を一部場所・施設を除き解除すると発表しました。

注:一部の施設
感染脆弱施設(療養病院・長期療養機関、精神健康増進施設、障害者福祉施設、薬局)のうち、入所型施設や医療機関、薬局の屋内

これにより公共交通機関(バス、鉄道、都市鉄道、旅客船、渡船、タクシー、航空機等)、マートや駅舎等の大型施設内にある開放型薬局については、マスク着用義務が解除されます。

※ただし、出退勤時等の混雑した時間帯にバスや鉄道・都市鉄道を利用する場合にはマスクを着用することが勧告されています。

なお、以下の状況下では引き続きマスク着用が強く勧告されています。
・新型コロナウイルス感染症の疑い症状がある場合、若しくはそのような人と接触する場合
・新型コロナウイルス感染症のハイリスク群(60歳以上の方、免疫低下者、基礎疾患者等)の方、若しくはそのような人と接触する場合
・直近に新型コロナウイルス感染症者と接触している場合(接触日から2週間のマスク着用を勧告)
・換気が困難な3密(密閉・密集・密接)な屋内環境にいる場合
・多人数が密集している状況で、歓声・合唱・会話などの飛沫が飛ぶ行為が多い場合

(以上、日本国大使館・領事館通達より抜粋)

オリジナルカラーで構成できるセミオーダーコスメ
オリジナルカラーで構成できるセミオーダーコスメ

ソウルに行くならコスメはマストで押さえておきたいアイテム。江南の銀座通りと呼ばれる江南大路沿いにあるコスメブランド、エスポア江南店を今回新たに取材しました。この店ではアイメイクやフェイスメイクに使える約30種類ものカラーパウダーから最大3つ選んでパッケージできる「Powder&Play」が人気。さらに3万ウォン以上の購入でミニクッションファンデがもらえるサービスも! エスポアの旗艦店は日本未進出で、自分好みにパッケージできるサービスは江南店と弘大店だけ! 旅行の思い出にぴったりです。

■エスポア江南店

・住所
415, Gangnam-daero, Seocho-gu(서초구 강남대로 415)
・営業時間
11:00~21:00
・アクセス
地下鉄2号線江南駅10番出口徒歩1分
・URL
https://www.espoir.com/ko/main.do
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、営業時間が変更になる場合があります。詳しくは公式ウェブサイトで確認してください

待ちに待ったソウル旅行なのだから、話題のバーに足を運んでみては?ソウルでは、マイクロブリュワリー(ビール)、フルーツマッコリなどの流行を経て、いまはウイスキーやカクテルの本格バーが急増中。
夜景を楽しめるルーフトップバーや、景福宮の「勤政殿」をイメージした内装の店、本棚がドアになっている隠れ家バーなど、ワクワクしそうな店をたくさん取材しました。
店の看板となるシグネチャーカクテル、ソウルらしいマッコリカクテルなど、味も本格的。飲みすぎてホテルに帰れない......なんてことがないよう、ご注意を!
注)アフターコロナのソウルでは、夜間のタクシーはなかなか拾えない。数時間前にホテルやバーで予約してもらおう。

■明洞スッキ

・住所
4F 7-9, Myeongdong 10-gil, Jung-gu(중구 명동10길 7-9, 4층)
・営業時間
18:00~翌1:00(インスタグラムからの予約が望ましい)
・アクセス
地下鉄4号線明洞駅8番出口徒歩5分
・URL
https://www.instagram.com/soowonopa_sookhee/
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、営業時間が変更になる場合があります。詳しくは公式ウェブサイトで確認してください

渡韓前と日本帰国時の要チェック事項

福岡空港国際線の混雑はニュースにもなりました
福岡空港国際線の混雑はニュースにもなりました

2023年4月18日現在、日本からの直行便で韓国に入国する場合、PCR検査、隔離、行動制限などすべての規制が撤廃されました。韓国へビザなしで渡航する場合に必要だった<K-ETA(ケーイーティーエー)>と呼ばれる電子渡航認証も、2023年4月1日から2024年12月31日までの間は日本を含む22の国と地域について免除されることになりました。この間に韓国に渡航する人は、K-ETAの申請は不要、入国の手続きはほぼコロナ前の状態になって、より気軽に訪れることができそうです。なお、すでに申請しているK-ETAは、有効期限日まで利用することができます。
K-ETAの運用については下記を参照してください。

https://www.k-eta.go.kr/portal/apply/index.do?locale=JP

また義務ではありませんがQ-codeへの事前登録がおすすめです。滞在先情報や航空券の情報などを渡韓前に登録することで、入国時の検疫書類の記入が不要になります。未登録の場合は機内で配られる(到着空港にも置いてある)書類に必要事項を記入して入国時に手続きを行います。

https://cov19ent.kdca.go.kr/cpassportal/biz/beffatstmnt/main.do?lang=ja

2023年4月現在、日本から韓国への航空便数はまだまだコロナ前の水準にありません。一方で韓国から日本へ来る観光客は急増しており、航空座席はタイトです。また、空港の人員配置などの体制もコロナの影響を受けています。今後日本からの渡航者も増えれば航空便の増便も予想され、いっそうの混雑が予想されます。とくに地方空港発着便の一部では運航を再開しているものの、体制が追いついていないのが現状、注意が必要です。

機内食も再開!帰国便では韓国の味も復活
機内食も再開!帰国便では韓国の味も復活

久々のソウル取材、帰国便のANA機内食はピビンパプ! ラスト韓飯としておいしくいただきました。チューブのコチュジャンがギュギュっと絞って、うんまあい! 韓国らしい旅の締めくくりとなりました。
一方の雄、JALの機内食はDEAN & DELUCAとコラボしたドーナツサンド。プラスティックの容器を極力なくし、温める必要もなく、食べやすいSDGsに向けた取り組みだとか。新しい機内食のスタイル、今後は他の国への短距離線に広めていくそうですから注目ですね。

2023年4月18日現在、日本帰国の際には入国手続オンラインサービス「Visit Japan Web」https://vjw-lp.digital.go.jp/ja/での事前登録が必須です。出発空港のチェックインカウンターでは有効なワクチン接種証明書もしくは出国前72時間以内の陰性証明を提示する必要がありますので、証明書を印刷しておくかスマートフォンで提示できるようにしておきましょう。
到着した日本の到着空港では原則として、スタッフに求められた場合にワクチン接種証明書もしくは出国前72時間以内の陰性証明証明書、または「Visit Japan Web」の登録画面を提示をしなければなりません。

5月8日以降は出発空港のチェックインカウンターでのワクチン接種証明書もしくは出国前72時間以内の陰性証明の提示が不要となります。帰国空港での検疫時の「Visit Japan Web」の提示も必要なくなり、この点で出入国の手続きはコロナ以前の状況と変わらなくなります。なお、「Visit Japan Web」は税関申告等で引き続き運用されます。

ソウル旅行のお供に! 旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

約3年半ぶりとなる改訂版。定番の観光スポットやグルメ、ショッピングなどの最新トレンドから旅行時の節約術、出入国時の留意事項などあらゆる情報を詰め込みました。

※当記事は、2023年4月18日現在のものです

TEXT:『地球の歩き方 ソウル 2023~2024年版』編集担当 柏木孝文(どんぐり・はうす)
PHOTO:豊島正直、どんぐり・はうす

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

【記載内容について】

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掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

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