【山梨県】クラウドファンディングでよみがえった「わに塚の桜」~韮崎市

公開日 : 2023年03月28日
最終更新 :
筆者 : 水月

こんにちは~山梨特派員の水月です。
山梨県韮崎市のシンボルツリー「わに塚の桜」が、見頃を迎えています。

樹齢330年ともいわれるエドヒガンサクラで、その大きく枝を広げた様子、凜とした美しい立ち姿に多くの人が魅了されてきた一本桜です。思わず見とれてしまうほど、優美で堂々としていますね。
「わに塚」は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の王子・武田王の墓があるから「王仁(わに)塚」と呼ばれるようになったという説や、形が「わに口(仏具の一種)」に似ているからなど諸説あるようです。

南側に撮影スポットがあり、そこから撮影しました。2023年3月28日には、残念ながら雲に隠れていましたが、雲が晴れれば八ヶ岳とわに塚の桜のコラボレーション撮影が楽しめます。

少し西寄りの歩道から撮った写真です。
見る角度によって、また違った雰囲気になりますね。
ぜひゆっくりと周囲を歩いて、じっくりと「わに塚の桜」の立ち姿を眺めていただきたいと思います。

ソメイヨシノの片親でもあるエドヒガンザクラは、花が多く咲く特性から多くの品種の母種として使われているそうです。身を寄せ合うようにたくさんの花が咲いていました。

木の下には、明るい黄色の水仙や紫の花だいこんも花ほころんでいました。まるで、桜が咲いたのを喜んでいるかのように見えますね。

この美しい「わに塚の桜」。
じつは10年前の大雪で多くの枝が折れてしまいました。その後も台風、強風などの被害を受け次第に花数も減少してしまい、「わに塚の桜」を愛する方々から心配の声が数多く寄せられたそうです。
2021年、韮崎市は、支援を求めるためにクラウドファンディングを実施。
たくさんの方からの支援を受けることができ、目標額4,500,000円を集めることができました。

韮崎市ができうる限りの保護をと活動を始めてから、2年が経ちました。
今年2023年春。今、わに塚の桜は、伸びやかに枝を伸ばし美しく咲きほこっています。

ライトアップも行われていますよ。どうぞお出かけください。
2023年3月26日~4月4日 18:15~20:15

■わに塚のサクラ
・住所: 〒407-0042 韮崎市神山町北宮地624
・URL: 富士の国やまなし「わに塚の桜」
・韮崎市観光協会: 開花情報 
・駐車無料、桜の期間により臨時駐車場が100台あります。

筆者

山梨特派員

水月

2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。

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