
【アメリカ】アメリカの料理にうまみを加えるアーミッシュのコンディメント

日本の一般家庭で使う調味料といえば、醤油、わさびや七味唐辛子などがありますが、アメリカにも調理した後の風味付けに加える調合物があるんですよ。アメリカのダイナーのテーブルで、ソルト(塩)&ペッパー(コショー)などといっしょに、トマトケチャップ、マスタード、バーベキューソースやそのお店特製のソースなどが入ったバスケットを見かけることがありますし、ファーストフード店でも、テイクアウトの時に小さなパケット入りのケチャップ、マスタード、塩、コショーなどの調味料を追加してもらえますよね。それらの調味料は、英語ではコンディメント(condiment )と呼ばれています。
インド料理のレストランに行けばクミンとヨーグルトのソースのライタ、シーフードレストランに行けば、オールド・ベイ・シーズニング、メキシコ料理店ではホットソース、ホットドッグのお店では、キュウリを細かく刻んで酢漬けにしたレリッシュなどがコンディメントとして使われています。今日は、最近食べてとても美味しかったコンディメント、アーミッシュのグリーントマトのレリッシュの情報をお届けします。
今日の我が家の晩ご飯は、チキンのラップだったのですが、ここで使ったのが、オハイオ州のトロイヤー・カントリー・マーケット販売のアーミッシュ・ホット・グリーントマト・レリッシュです。スーパーで手軽に買える袋入りのホウレンソウのトルティーヤにシュレッド、チーズ、焼いて角切りにした鶏のもも肉をサワークリーム少々、塩、コショー、オリーブオイル少々で和えたものに、このスパイシーなグリーントマト・レリッシュをトッピングして巻いただけなのですが、とっても美味しく出来上がりました。普段はグリルしたチキンのもも肉は、サワークリームではなくマヨネーズで和えていますが、サワークリームでもばっちりでした。普段トルティーヤやチキンラップにレリッシュを加えることはまずありませんが、ホットドッグも、ケチャップやマスタードだけで食べるより、玉ねぎのみじん切りやレリッシュを加えるだけでちょっとレベルアップしたようになるのと同じように、今日のチキンのラップも、レリッシュを加えただけでピリッと甘辛で独特の風味付けができました。
さて、このレリッシュですが、アメリカ国内では一体どこで買えるのでしょうか。アーミッシュのお店は、オハイオ州、ペンシルベニア州、インディアナ州などではよく見かけます。アーミッシュの自家製コンディメントは「ペンシルベニア・ダッチ(Pennsylvania Dutch)」という看板がかかってあるスーパーやアーミッシュ・マーケットで見つけることができるのです。
2022年のアメリカ国内のアーミッシュの人口の推移調査の統計によると、2022年現在のアーミッシュの総人口(推定)は36万7,295人でオハイオ州では81,730人ということなので、オハイオ州でアーミッシュの食材や調味料を販売しているお店が多いというのにも十分頷けますね。下記のオハイオ州のトロイヤー・カントリー・マーケットのウェブサイドでは、アーミッシュの食材やコンディメントをはじめレシピなども紹介していますので参考になさってみてくださいね。
- 住所
- Troyer Country Market: 5201 County Road 77 Millersburg, OH 44654
- 電話番号
- 330-893-3786
- Fax
- 330-893-4218
- Eメール
- retailcs@troyercountrymarket.com
- 営業時間
-
月~木曜日: 7:30AM-18:00
金曜日: 7:30-19:00
土曜日7:30-17:00
日曜日 休業 - URL
- https://troyerscountrymarket.com/
参照: エリザベスタウン・カレッジ ・アーミッシュ研究 - ザ・ヤングセンター Amish Population Profile, 2022." Young Center for Anabaptist and Pietist Studies, Elizabethtown College.
URL: http://groups.etown.edu/amishstudies/statistics/population-2022/

筆者
アメリカ・ワシントンDC特派員
舞林鳥 恵
【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。