【チェコ】プラハ9区を歩こう

公開日 : 2023年04月24日
最終更新 :

プラハの中心地から少し離れた穴場スポットを紹介する企画。今回は「プラハ9区」です。

プラハ9区は数字通り、8区よりも一歩中心地から遠ざかった場所で、建物などもヨーロッパの古い歴史よりは近代的な、日本の昭和時代の面影があるところです。9区の面積はとても大きいので、今回は南側を中心に何点かの面白い場所を紹介したいと思います。個人的意見としては、マイナーなプラハの場所でギリギリ楽しめるところ、だと思います。皆さんにも是非一度チャレンジングしてもらいたいエリアです。

グーグルマップを使い、トラムでこの辺りまで来ると、街の移り変わりなども見れて興味深いかもしれません。地下鉄でしたら、Českomoravská駅から歩いて散策をお勧めします。

O2アリーナ

まずはこの駅に降りたら目にするのは大きなドームだと思います。O2アレーナといい、O2というヨーロッパで最も大きなデジタル通信会社の冠をした、東京ドームならぬ、プラハドームです。
この場所はチェコの国技、アイスホッケーのチームで最も強い一つ、HCスパルタの本拠地です。
それに加えこの場所では頻繁に大きいミュージシャンのライブなどが行われています。
ぜひ、プラハでライブ、アイスホッケーを見に来てください。
https://www.o2arena.cz/

Šnyt

プラハのクラシックな飲み屋(ホスポダと言います)。ここではなんと、「泡だけビール」や「ほとんど泡ビール」などが飲めます。
日本人にチェコのビールは有名ですが、ビールの飲み方はそんなに知られていないかもしれません。チェコでビールを専門的に扱っている飲み屋やレストランでオーダーする時は、「ビールの種類とサイズ、ラガーと黒ビールのバランス」のオーダーに加え、「ホップ濃度の選択、泡とビールの割合」まで選択できるのです。日本と外国のラーメン屋で「麺の硬さ、油の量、トッピングや汁の量の調整」ができるかできないかの差みたいですね。
日本の飲み屋さんのように、お通しやおしぼりなどなく気軽に入れます。ホント一杯だけを飲んで立ち去ることが気軽にできるのもお客にとっては嬉しい点です。
https://www.snyt-vysocany.cz/

Podviní公園

プラハと言えば「公園」です。欧州の首都の中で、これだけ中心地から近い距離に沢山の公園があるのはプラハの素晴らしい特徴だと思います。
この広い芝生の公園にはカフェ、飲み屋、スポーツ競技場、小川が流れているなど、様々なアトラクションがあり、子ども用、犬用のパークなどもありと充実しています。

Studio Prám

次は、プラハの若いアーティストを中心に構成された「アートギャラリー、アーティスト・イン・レジデンス」のアトリエを備えたオルタナティブスペースです。
入場は無料で、リアルのプラハの現代アートの光景が見られます。サイトからオープニングパーティーや展示内容を見て足を運んでください。
http://pramstudio.cz/

Pragovka Art District

こちらもプラハ9区を代表する「アートギャラリー、アーティスト・イン・レジデンス」のアトリエを備えたオルタナティブスペース、「プラゴフカ アートディストリクト」です。
プラハ9区には元工場、倉庫などが点在し、それらがとても味がある廃墟として存在しています。その内のいくつかが、プラゴフカのように改装され、まさに昔のSOHOのようなシステムが作りあげられています。
アーティストにとっても広いワイルドなスペースで展示や活動ができることはとても重要なことだと見てわかります。是非、ワイルドなアートを見に行ってください。
https://pragovka.com/

Flea market

最後に紹介するのはチェコで最も知名度がある「蚤の市」です。フリーマーケットが好きな人、買い付けで欧州フリーマーケットツアーに来ている日本人をよく見ます。日本で中々の値段で売っているようなアンティークやガラクタが売られており、出店数は200店ぐらいと言っていいかもしれません。
基本は土日のみ、時間は大体9am-13pmの間ですが時によって臨機応変に変わります。値引き交渉をすることをお勧めしますが、生活が決して豊かそうではない販売者から数百円値引きさせることにも個人的には抵抗感があります。
様々な食べ物も売られていますが、お腹の弱い方は気をつけてください。あとスリにも気をつけることをお勧めします。
http://www.blesitrhy.cz/


さて、ガイドブックには載らない少しアングラ感が強いプラハ9区の散策はいかがだったでしょうか。旅はどこに行くかと同時に、何を感じるかが重要です。中心地を楽しんだ後は、9区で新体験をしてみてください。

筆者

プラハ特派員

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