【ボランティア活動＠シリコンバレー（ロスアルトス）】 自然の生態系の回復に働きかける自然保護自治区ボランティア
自然環境やボランティア活動にご興味はおありですか？
シリコンバレーでは、様々な自然保護に関連した活動が展開しています。
今回は、何方でも参加できる自然環境へ貢献できるボランティア活動のご紹介です。
HABITAT RESTORATION
Grassroots Ecology manages habitat restoration projects across the Silicon Valley area. Our aim is to restore natural functions to the ecosystem. We do this by keeping invasive plants in check, growing locally native plants at our nursery, supporting stream restoration and fish passage projects, and planting a diversity of species in order to feed wildlife...We could not do this work without the help of our many enthusiastic volunteers. Please join us at one of our restoration sites to see the difference you can make! (Grassroots Ecology Homepage, https://www.grassrootsecology.org/habitat-restoration)
(筆者抄訳：Grassroots Ecologyは、シリコンバレー地域に跨って、生態系の自然機能を回復するために、外来種植物を管理し、在来種植物を育て、河川回復プロジェクトや魚の通行プロジェクトを支援し、野生生物の餌となる多様な種類の植物を植えることで、（動植物の）生息・生育環境の回復プロジェクトを推進しています。私たちのプロジェクトは、大勢の熱心なボランティアの協力なしには成し得ません。貴方の貢献が大きな違いに繋がります。是非、私たち回復プロジェクトに参加しください！）Grassroots Ecology（グラスルート・エコロジー）は、パロ・アルト市に拠点を置く、地元の自然生態系の回復と自然環境に対する公共教育を推進することを目的としたNPO法人です。
不定期に市民参加型の自然環境ボランティアの機会を提供しています。
活動場所はレッドウッド市やクパティーノ市、ロス・アルトス市など多岐に渡っていますが、筆者は、この4月にレッドウッド・グローブ自然保護区で実施されたボランティアに参加してきました。軍手や膝当てを初め、必要な道具は全部用意されています 参加は、事前予約が必要です。
当日は、虫刺されや日焼けなどを考慮して、長袖、長ズボンで参加します。
受付で予約を確認してもらい、道具を借り受けます。何と日本語ラベルの付いた道具を発見！ ホリィ、ホリホリ、と名付けられていました 道具の中に「堀り」道具として「ホリィ」と名付けられたレジャーナイフを見たときは、思わず笑みがこぼれました。
このレジャーナイフ、穴掘り、植え替え、根切り、除草など一本で多用途に使用できる優れもので、雑草取り作業に重宝されているようです。
道具を揃えたら、円陣を組んで、作業前の説明を受け、自己紹介（名前、彼・彼女のどちらで呼ばれたいか、趣味）をします。アメリカでは、LGBTQを慮り、見た目が女の子であっても彼と呼ばれたい人、またはその逆などを確認する場合があります。電子メールでも、名前の後に女性扱い（she/her）、性別不問扱い（them/their）の代名詞を記載して、呼び方を指示している方も増えてきました。今回のボランティアは雑草除去作業です。円陣を組んだ説明会のあと、雑草取りの区域に移動します。
最初に指導を受けたのが、サワーグラスという見た目がクローバーに似た雑草の除去。このサワープラントが曲者で、根っこの先に種を付ける種なのだそうです。なので、ホリィを垂直に土壌に差し込んで、根の一番深い部分からごそっと掘り出す作業で取っていくことになりました。根っこのさきっちょに白い胡麻のようなものが付いています。これが、種です。 ボランティアは適宜休憩を挟んで、3時間のスケジュールが組まれていました。
1時間少しの作業後、すぐにおやつタイム（Snack Break）。トイレ利用もこのおやつタイム中にどうぞ。 おやつには、みかん、プロテインバー、キャンディーなどが用意されていました。お水の用意はなし。
でも、参加者は筆者を含め、皆さん、マイ水筒を持参していました。休憩の後は、バケツに貯まっていた雑草を自然保護区の中のゴミ箱に廃棄し（種が付いているのでそのまま土壌には放置しません）、次の除草場所へ移動します。
次の除草場所では、在来種植物に説明札が付けられており、Grassroots Ecologyスタッフから在来種植物各種の説明を受けることができます。ここの作業も1時間位です。
作業を終えた後は、道具を綺麗に掃除して返却します。
朝の涼しいうちに、自然に囲まれた環境でのボランティアはなかなか清々しいものでした。
Grassroots Ecologyはそのウェブサイトでボランティア予定を発表していますし、登録をしておくと、ボランティア案内をメールで送ってくれます。ボランティア活動に興味がある方は、どうぞホームページで登録してみてください。☺Grassroots Ecology
- 所在地
- 3921 East Bayshore Road
Palo Alto, CA 94303- ボランティアの活動場所
- Redwood Grove Preserve (Los Altos) , McClellan Ranch Preserve (Cupertino) 他
- ボランティアの曜日
- 土・日
- 電話番号
- 650.419.9880
- メールアドレス
- info@grassrootsecology.org
- ホームページ
- https://www.grassrootsecology.org/
筆者
特派員
かん
ヨーロッパ系アメリカ人の夫・子供と一緒に、カリフォルニアの暮らしを愉しんでいます。心がワクワクする観光名所、美味しいお店、カップルや家族、また仲間とでも楽しい体験ができる場所、そしてイベント情報などをお届けします。
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