ご安航を!練習船こじま(PL21)サンフランシスコ出港、次の寄港地ボルチモアへ

公開日 : 2023年05月14日
最終更新 :

5月9日練習船「こじま(PL21)」が、サンフランシスコ港ピア30/32に接岸したばかりと思っていましたが、今朝5月13日、次の寄港地ボルチモアに向けて出港しました。

8:30タグボートが到着
8:30タグボートが到着

今週末は気温が上がって暑くなる予想でしたが、朝は霧が立ち込め空はどんより。タグボートが静かにこじまの傍に到着しました。

08:45 黒煙がぼんと出ました。エンジン点火。びっくりするくらい大きな音の汽笛のテストも完了。そして、船体と陸地をつなぐ(ちょっと登りにくい)階段も船体に巻き上げられ、いよいよ出港。

エンジン始動と共に、先ほどのまでの霧が晴れ青空になってきました。

今回は南カリフォルニア・サンディエゴで合同訓練の為、サンフランシスコから4名のアメリカのコーストガードの隊員も乗船します(ブルーのシャツを着ている方達)明日(14日)午後サンディエゴの訓練ポイントに到着だそうです。

船内見学の時はあんなにお茶目だった皆さん、整然ととても凛々しく立派な姿にかなり感動「気をつけてね、頑張ってね」とちょっと切ない時間が流れました(涙)

09:15頃離岸
09:15頃離岸

あら!離岸しちゃってるよ!!
船は、飛行機の豪快なエンジン音と違って、静かに滑るように岸壁を離れるので、突然別れがやってくるみたいな、郷愁感倍増です。思わず岸壁に向かって走り出す光景を見ますが、アレ理解できます。

そして、船首は、ゴールデンゲート海峡に向けられました。どんどん船は小さくなっていきます。実は、今回が「こじま」にとって最後のサンフランシスコとなります。

あまりに近くで見物しすぎていて気がつきませんでしたが、少し離れてみるとスラリとなかなか美しい船姿です。人も近づきすぎると良いところが見えなくなることありますが、似てますね。
「こじま」は、とても美しい船でした、いつかどこかで再開できますように(祈)

09:26頃、静かにベイブリッジをくぐりました…

さて、サンフランシスコでの様々なスケジュールをこなし、出港した「こじま」ですが、現地時間の5月23日にパナマ運河を通過しアメリカ東海岸へ、再び陸地に足をつけるのが、5月31日次の寄港地ボルチモアです。それまでまた乗船実習の日々。

高橋キャプテンはじめ乗組員の皆さん、実習生の皆さんどうぞごお元気でお過ごしください。
ご安航を

令和5年度 海上保安大学校 練習船「こじま」遠洋航海

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。