【山梨県】1000株を超える紫陽花咲く”あじさい寺”「大公寺」~韮崎市

公開日 : 2023年06月07日
最終更新 :
筆者 : 水月

こんにちは~山梨特派員の水月です。
6月に入り、あちらこちらで紫陽花が咲き始めましたね。
山梨県韮崎市のあじさい寺「大公寺(だいこうじ)」でも、今年もたくさんの紫陽花が咲き始めています。
2023年6月4日に、行ってきました。

「蕃竹山 大公寺」は、足利一族の一色太郎範氏を開基に観応元年(1350年)に開かれたといわれています。
その後、足利氏は没落。玄室慶参(げんしつけいさん)和尚が曹洞宗に改宗して復興しました。
明治30年火災で全伽藍を焼失するも、越賀悦翁(こしが えつおう)和尚が明治35年に住職となり、大正15年に再建されました。

火災で焼け落ちひび割れてしまいましたが、美しい音色を響かせたと伝わる「明暦の鐘」は、韮崎市の指定文化財となっています。

大公寺の紫陽花は、地元の旧甘利小学校の卒業生8名が「人々が気軽に立ち寄ることができ、心なごむ静謐な場を提供したい」と「大公寺を韮崎の紫陽花寺にする会」を結成、2010年から活動を始めたといいます。

「大公寺を韮崎の紫陽花寺にする会」の皆さんが、毎年少しづつ挿し木で紫陽花を増やし、昨年2022年には境内の空き地の8割ほどを埋め尽くす1000株を超える紫陽花が美しい花を咲かせるようになったそうです。

水やりや追肥、草取りや植え替えなど、皆さんで大切に大切に紫陽花を育てているんですね。
木々に包まれた境内を歩いていると、静かに咲く紫陽花たちに穏やかな気持ちになっていきました。

小さな苗木もたくさんありました。毎年境内を訪れて、育っていく様子を見るのも楽しいと思います。

御朱印をいただきました。山梨県の旧国名〈甲斐国〉に札所が点在する寺院巡拝の霊場「甲斐百八霊場」のひとつなんですね。

ブルーの紫陽花がほとんどですが、ピンクの紫陽花やガク紫陽花、柏葉紫陽花なども咲いています。
真っ白い花を咲かせるアナベルは、ちょうどこれから咲き始めるところでした。

ぜひ「大公寺」に足を運んで、穏やかに咲くたくさんの紫陽花を楽しんでいただきたいと思います。

■蕃竹山 大公寺
・住所: 〒407-0046 山梨県韮崎市旭町上條南割1961
・電話番号: 0551-22-0577
・韮崎市観光協会URL:大公寺

筆者

山梨特派員

水月

2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。