プライド月間が佳境を迎えるサンフランシスコ、今週の様子

治安の悪化によりサンフランシスコ・ダウンタウンでは小売店舗の撤退が続いていますが、今週、リバットモールの2階部分にIKEAのロゴがお目見えしました。店内には白い棚が設置されており、商品の陳列が始まっているのが見て取れます。数ある大型チェーンの小売店がダウンタウンを後にする最悪のタイミングですが、IKEAの開店は間近だと予想されます。IKEA広報は5月の終わりに予定していたオープンを延期すると発表していますが、新たな日付に付いてまだ明確にしていません。

穏やかな夏らしい天候が続いた今週のサンフランシスコ、週末にはノースビーチで大型なストリートフェアNorth Beach Festival 2023が開催され、多くの人手で賑わいました。週末は多少風が強かったものの、6月らしい晴天に恵まれました。

いよいよ佳境を迎える6月のプライド月間、今週の主なイベントをご紹介します。
まず明日、2023年6月23日（金）、サンフランシスコのLGBTQ+の歴史と文化を祝う祝祭の中で、250組のカップルが結婚を行います。カップルは記念のプライド婚姻許可証とプライド・ピンを受け取り、市庁舎のノース・ライト・コートに設けられたフォトブースで記念撮影を行うことができます。セレモニーは午前9時から午後3時30分まで行われ、一般の観客も見学が可能です。

同じ23日は、今年で20回目を迎えるトランスジェンダーのマーチも開催予定です。午後3時から7時30分までの間、マーケット通りからカストロに向かうドロレス通り沿いがルートとなります。

週末の24日・25日は、プライド月間の目玉であるフェスティバルがシビックセンターで大々的に開催されます。入場料は無料で、誰でも参加が可能。時間は午後から6時まで。

25日はプライドパレード＆マーチが、マーケット通り沿いで開催されます。パレードの開始時刻は10時半で約3時間です。

このコラムを書いている2023年6月22日現在、サンフランシスコの市のデータによると今週1週間のサンフランシスコの陽性率は6.9%。カリフォルニア州の平均陽性率は5.5%です。今週は両方とも僅かですが減少しています。夏本番となったアメリカ、来週もサンフランシスコの様子をお伝えします。