スイスの気候と季節ごとの服装、チューリヒ、ベルン、ジュネーブ、グリンデルワルト、ツェルマット今週の天気
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公開日 : 2023年06月28日
最終更新 :

ハイキングの服装には要注意!

 本格的な登山でなければスイスは 誰でも楽しめるようなコースが多い。しかし、自然を相手にするハイキングなので、普通の運動靴やスニーカーでは心もとない。変わりやすい山の天気に対応できるウエア、山歩きを快適にする各種の道具も用意しておきたい。

シューズはしっかりしたものを

 サンダルで歩く人がいるくらい整備された道もあるが、他の装備はともかくシューズはしっかりしたものを用意したい。買うときはしっかりアドバイスができるスタッフがいる登山用品の専門店で。新しくきれいな靴でアルプスを歩きたい気持ちはわかるが、靴は出発前に十分に履き慣らして、問題がないかどうか確かめておきたい。はじめて登山靴を買う、という方は、普段の靴よりサイズに余裕があるもの(1 センチ程度余裕があると快適)を選びたい。専門店のスタッフに相談しながら選べば安心だ

3000 メートル以上のエリアではレイヤードも考慮する

 登山鉄道などで一気に標高 3000mクラスまで上がり、そこから 1000m以上の高低差を下るハイキングコースがあるスイス。標高差はそのまま気温差になるし、天候による温度変化も激しい。ハイキング中の温度変化に対応するためには、レイヤード(重ね着)するウエアが必要だ。

レイヤリングと素材

 ウエアのレイヤリングは、①肌に直接着るアンダーウエア(ベースレイヤー) ②その上に着るミッドウエア(ミドルレイヤー) ③一番外側に着るアウターウエアの3つからなる。

 アンダーウエアの素材は、汗をかいたときを想定して吸湿・速乾性の高いものを。汗でぬれたままで長時間過ごすと、体温の低下を招き体力を消耗する。寒い時期はそれに加えて保温性も要求されるので、ポリプロピレンなど品質の高い化学繊維の素材がいい。また、ウール素材は速乾性は化学繊維に劣るものの、保温性は高いため、自身の汗のかき方やミドルレイヤーに合わせて適宜どちらかを選ぼう。(コットン素材は吸水性が高く保温性は低く、登山向きとは言えないので注意しよう)最近はアンダーウエアの下に汗を衣服の外側に押し出す化繊衣服を 1 枚増やして着ることもあり、選択肢が増えている。こちらも専門店などで自身の回りたいルートやその所要時間なども条件を持って相談すれば、予算や目的に合わせた装備が手に入るだろう。

 ミッドウエアは化繊のシャツからウールのセーターまで素材も種類も好みと状況に応じて多種多様。天気予報を見てその日に必要になりそうなものを用意する。保温性と速乾性に優れたフリースやコンパクトに持ちは個別薄手の化繊ダウンなどは、ぜひ1枚揃えておきたい。ちょっと寒いときに羽織るだけで快適さが全然違う。

 アウターウエアには耐久性があり、かつ体の動きを妨げない大きさのものを。短時間のハイキングならウインドブレーカーのようなものでもいいが、急な天候の変化に備えるには防水性のある雨具を用意したい。できればゴアテックスなどの防水透湿性に優れた素材のものが理想。快適さが違う。

《そのほか、あると便利な装備》
■ 帽子
山の上の日差しは強いので帽子は必需品。小降りなら雨よけにもなる。また寒さ対策にも威力を発揮する。頭部からの放熱は大きく、ウールやフリース素材の帽子はTシャツ1枚分以上の保温効果が期待できる。

■ バックパック(リュックサック)
日帰りのハイキングなら 20 ~ 30ℓ くらいの比較的軽量なタイプがおすすめ。フィット感を高める調節可能なストラップがあちこちに付いているので、購入の際は体に合わせて調節して実際に背負ってみることが大切だ。

■ トレッキングポール(ストック)
ポールは歩くときのバランスをサポートする頼もしい道具になる。快適なトレッキングのために用意しておきたい。

■ 水筒
快適なハイキングのためには水分補給が不可欠。夏の 3 時間くらいのハイキングでは、一般的な男性で 2ℓ ほどの水分が呼吸や発汗などで失われる。失った水分と同量の水を補給するのが理想だ。

■ 軍手などのグローブ
転倒した際、手をすりむいたりするのを防ぐ。

■ サングラスと日焼け止め
山の上の紫外線は強い。天気がいいときは、万年雪を被った山々の照り返しもきついので、サングラスがあるといい。

チューリッヒの服装目安

春(3~5月)

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夏(6~8月)

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秋(9~11月)

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冬(12~2月)

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筆者

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