北欧の美の最新トレンドを探る。ストックホルム・ビューティーウィーク参加レポート

今回で11回目の開催となったストックホルム・ビューティーウィーク。本イベントは毎回スウェーデンを中心とした北欧の美容家、モデル、インフルエンサー、プレスが集まる人気イベントです。

会場はストックホルムの中心地、オスタルマルムにある約150年の歴史を持つBerns Hotelです。

一般の方ももちろん参加可能で、事前予約または当日、受付にて150スウェーデン・ クローナ（約2001円　※2023年6月29日現在）の参加料を支払うと各ブースで最新の美のトレンドを見て回ることができます。各ブース、化粧品などのサンプルをお土産としてたくさん配っているので、最新の美容トレンドを知るとともに実際に色々な商品を試すことができます。

ホテルのホールはコンサート会場として使用されることもあるほど広く、今回のイベントでは3フロアを貸し切っての開催となりました。
内観も華やかで、会場にはドレスアップしている人がたくさん。イベント会場前のフォトブースでは、様々なゲストが写真撮影をしていました。

北欧中から計80以上（！）のブースが集まった今回のビューティーウィーク。
プレス向けのプレゼンテーションでは、各ブースからお試し用にたくさんのお土産を頂きました。各ブースをまわった筆者が特に興味深いと思ったのは、飲むタイプの美容サプリメントの種類の豊富さです。

スウェーデンの冬は長く厳しく、夏以外は日本と比較して新鮮で種類豊富な野菜が手に入りにくく、通常の食事では充分なビタミンを摂取することができません。そのような背景もあり、スウェーデンの人々にとってはサプリメントで栄養を補給することは普通のことなのだそう。

実際、スウェーデン在住の筆者も今では積極的にビタミンやオメガなどのサプリメントを摂るようにしています。

今回会場内で特に気になり、その後筆者が愛用している商品を紹介します。
スウェーデン第二の都市、ヨーテボリにてオールハンドメイドで作られる石けんブランド「Tvåla & Tvaga」です。

髪を含む全身を洗える固形石鹸はかさばらず、日本へのお土産にもぴったり。製品によってはちょっとした洗濯や、食器まで洗うことができる優れものです。スウェーデン国内で採れた原料を使用していて、肌にとても優しく、コンパクトで持ち運びが便利。ごみを極力出さないなど、美容だけでなく環境にも配慮したエシカルな商品です。

実際に使用してみての感想は、泡立ち、泡切れがよく、簡単なメイクならクレンジング不要なようで、忙しい方にとっては嬉しい時短になります。洗い上がりはさっぱりとしつつ、しっかりと肌の潤いをキープしてくれます。

香りもコリアンダーやライムなど爽やかなものから、カルダモンやシナモンなどのスウェーデンらしいのが特徴。日本ではあまり見かけることのない香りのものまで製品ごとに様々な香りがあり、気分や肌の調子によって使い分けるのもおすすめです。

Tvåla & Tvagaは、ストックホルムのおしゃれなエリア、ソーデルマルムにも実店舗があるので、ストックホルムにお越しの際はぜひ店舗に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

今回のイベントに参加したくさんのブースの方とお話しをして分かったことは、北欧のビューティートレンドは環境を意識したサステナブルなアイテムが豊富だったことです。

日本でも徐々に環境に配慮したスキンケアやメイクアップなどの商品が増えてきていますが、スウェーデンはそういった意味ではサステナブルビューティーの先駆けかもしれません。

11月にストックホルムを訪れる際は、スウェーデンの美容にもぜひ注目してみてはいかがでしょうか？