モンゴルの気候と季節ごとの服装
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モンゴルの気候
大陸性気候で、基本的に年間を通じて乾燥している。夏は平均気温19℃前後で過ごしやすいが、30℃を超える日もある。地球温暖化の影響からか、急な雨に見舞われることもある。急に寒くなるので、防寒具や雨具も必要。10月下旬には気温が零下になり、12~2月は-20℃以下になる日が多い。風が吹き荒れ砂嵐に見舞われる春は天気が不安定で旅行には不向き。
春(5~6月)
春は目まぐるしく天候が変わり、突然の吹雪や砂嵐、雨交じりの雪が降ることもある。1日のなかで急激に気温が変化することもあり、日本の春の様な過ごしやすい季節ではない。この時期のモンゴルはあまり旅行に適さない。
夏(7~8月)
モンゴル旅行のベストシーズン。最高気温は35℃近くになることもあるが、湿度は低く日陰は涼しく感じられ過ごしやすい。一方、朝晩は10℃近くまで冷え込む。日中でも突然の雨で気温が急激に下がることもある。
秋(9~10月)
天候は安定しているが、9月に入ると気温は下がり、雪がちらつき始める。道路や歩道に降った雪が溶けずに凍ってしまうため、転倒しない様に。朝晩は氷点下まで冷え込むので、日本の真冬の様な防寒対策が必要。都市部のホテルではセントラルヒーティングが入るので、常に室内は暖かく、半袖で過ごせる。
冬(11~4月)
最も寒さが厳しいのは、12月末~2月頃。平均気温は—30℃近く、日中でも—20℃前後までしか上がらない。気候は比較的安定し、意外にしのぎやすい。川や湖が凍るため、スケート場があちこちに造られるほか、犬ゾリやスキーなどウインタースポーツも楽しめる。
冬の防寒対策
頭からつま先まで完全な防寒対策が必須。しっかり防寒できるロング丈のコート、耳まで隠れる帽子、口元まで覆う長いマフラー、風を通さない手袋などで寒さ対策を。ニット帽だけでなく、ほおを保護できるフード付きの厚手のコートがおすすめ。厚手の靴下やスパッツ、靴底が厚めで滑りにくく、裏ボア付きのスノーブーツがおすすめだ。
注意しなければならないのは、外気温との差だ。セントラルヒーティングで室内は暖かく、外気温との差が焼く50℃のこともある。室内で厚着して汗をかいた後に外に出ると、たちまち冷えてしまう。脱ぎ着できるものがいい。
筆者
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