Kポップ”キングダム”初のアメリカツアーに行ってみました(サンフランシスコ)

公開日 : 2023年09月12日
最終更新 :

朝晩はすっかり秋らしくなったサンフランシスコです。先日、K-POPのアイドルグループ”キングダム(Kingdom)”のグランドアメリカツアーを応援しに来た方と知り合いました。考えてみればK-POPコンサートは未体験。コアなファンが多い韓流カルチャーの未知の世界を見てみようと、フォートメイソンのコウエル劇場へ行ってきました。2時間のコンサートと帰りの夜景もちゃっかり堪能してきました。

フィッシャーマンズワーフとゴールデンゲートブリッジの間にあるフォートメイソンは、敷地内に大小4ヶ所イベント会場があります。その一つが「コウエル劇場(Cowell Theater)」収容人数が437人。ステージと客席が近く間近で彼らのパフォーマンスが見ることができると思いました。それぞれがキングのイメージの7人ボーイズのキングダムは2年ほど前にデビューしたグループ。ファンの多くは彼らの成長もフォローしてる感じでしょうか。夕方7時コンサート開始で、会場入り口に6時半頃に到着。ここは、風のある時は寒いので厚着をして行きましたが、穏やかな夕暮れ全く寒くありませんでした。

VIPのタグをもらっている
VIPのタグをもらっている

5分ほどで中に入れました。VIPタグをもらっている人、私のような末席(T3チケット63ドル)…アラッ!?モバイルチケットを提示せず既に会場に入ってしいました(苦笑)この建物は軍の施設だったのですが、内部はリフォームされていてスッキリ明るく天井も高くシアターにはピッタリ。ロビーには臨時のドリンクコーナーもオープンしていました。ボトルの水以外はシアターの中に持ち込み禁止(フォートメイソンセンターのルール)なのでロビーで飲食してくださいね。

2時間総立ち
2時間総立ち

コンサート会場潜入^ ^v 席は7割ほど埋まっていました。ほとんどがアジア系だろうと思って見回したら意外にアメリカ人が多いのにびっくり!男女比は9割が女性、さすがに圧倒的に20〜30歳代。

7時ピッタリ静かに照明が落ち、同時にキャ〜〜〜というかワァ〜〜〜!とオーマイゴット!の連呼。メンバーの影が見えた瞬間全員総立ち。私も立たないと彼らの顔が見えない。動画はOKなのかスマホ撮影している人もかなりいました。パフォーマンスの合間に真っ白なハンカチで額の汗を丁寧にふき爽やかな顔を維持、汗まみれのキングは一人もいませんでした(汗をふいたハンカチを客席に投げ込んだらとんでもないことが勃発しそう)韓国語のトークは通訳が入り、彼らのトークフィルムも上映。8時頃5分ほど休憩を挟み、9時ちょうど終了でした。

正直、彼ら楽曲は一つも知りませんでしたが、アメリカでのコンサートということかアメリカのグループの歌も披露。床をドンドン足で叩いてアンコールをおねだりし、2曲歌って照明が明るくなりました。そして再びメンバー登場し、客席に背中をむけるようにステージのへりに座り、自分たちの後ろにお客さんが入るように記念写真。なるほどこーゆーのもありなんですね、ちっちゃくても彼らと一緒に写ってるわけで、40ドルで受け付けていました。

この後キングダムは、シカゴ、チリ(サンチャゴ)、コロンビア(ボゴダ)、ブラジル(サンパウロ)、メキシコを周り、大トリは、K-POPアメリカ総本山のロサンゼルス。10月1日アバロンハリウッドで千秋楽。

初日のカナダ(バンクーバー)から南アメリカまで、一体移動距離どれくらいなのだろうか?最後L.A.まで皆さん元気で回ってくださいね。

Kポップコンサートドットコム
https://kpopconcerts.com/k-pop-concerts/tour-kingdom-announces-grand-america-tour/

コンサート後、ゴールデンゲートブリッジとギラデリスクエア

フォートメイソン内グレートメドー
フォートメイソン内グレートメドー

帰り道、フォートメイソン周辺は比較的安心して歩けるので、フォートメイソンを海沿いにフィッシャーマンズワーフへ、そこからミュニバス(#49)で、ダウンタウンに戻ることにしました。この夜、月は下弦の三日月、夜道は街灯がないので真っ暗です。(余談:9月29日は中秋の名月)コウエル劇場から急な階段を登りきった芝生の広場グレートメドー。昼間は憩いの場として賑やかですが、夜はさすがに誰もいません。

注意:周辺を夜の散歩している人はポツポツいましたが、メドーから林道は街灯はありません。月が出ていて少し明るくても夜コンサート終了後はウーバー(Uber)などを利用した方が安全安心でしょう。

グレートメドーから小さい住宅地脇の林道を歩くと遠くにゴールデンゲートブリッジが見えました。手前のパビリオンとコウエル劇場の上に橋が浮かび上がり、まるでティアラのように見えました。久しぶりに星空を眺めながらフィッシャーマンズワーフに向かう坂道を降りました。

コウエル劇場
https://fortmason.org/venue/cowell-theater/
フォートメイソン
https://fortmason.org

ギラデリスクエアのライトが見えて一安心
ギラデリスクエアのライトが見えて一安心

BTSが何なのかも知らず、故に韓国系アイドルグループのライブは一生行く事はないだろうと思っていましたが、ひょんな縁で今回コンサートに行くことができました。絶叫する声をひさしぶりに聞き、熱くなれるっていいなぁ〜と遠い昔を思い出し、音楽は言葉を越えるのも再認識。

このコンサートの為だけのアメリカ旅行の方達でしたが、慣れないバートに乗り、知らない空港で出待ちして、当日はいの一番でお目当ての席を確保、悦の域を体感し、翌日お見送りにまた空港へ、瞬く間に日本へ帰国。たったそれだけの目的で海外旅行。たった”それだけの旅” …実はとっても贅沢な旅な気がしませんか? 

カムサハムニダ(감사합니다)

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。