【イタリア】学生街ボローニャ、みんなが騒ぐスプリッツって何?
夕方あたり、ボローニャのあちこちに「Spritz」という文字が出ます。
場所によって値段が違うのですが、ボローニャでは大体4~6ユーロくらいでスプリッツを飲めます。
スプリッツ自体はお酒の名前かつ、ボローニャ以外でも飲めるイタリアではごく一般的なお酒なのですが…
「スプリッツしよ!」
「レッスンの後でスプリッツどう?」
「テストの打ち上げにスプリッツいこ!」
と、まるで暗号のように使われます。
「みんなそんなにスプリッツが好きなのか!」
と長らく誤解していたのですが、マルコによってその謎が解けました。
今日はボローニャのみんなが大好き、「スプリッツ」を紹介します。
正解は、スプリッツどう?=飲みに行こう
スプリッツとは、イタリアの伝統的なカクテルの一種です。
食前のアペルティーボの時間に飲むお酒。
プロセッコという炭酸の白ワインに、アペロンかカンパリというリキュールを入れます。
どちらも赤いリキュールなので、お酒の色はオレンジか赤色です。
「スプリッツに行かない?」は、正確には「家に帰る前に軽く一杯ひっかけに行こうよ!」くらいなノリです。
スプリッツ自体が好きな若い子たちも多いですが、例えば先生方が一杯飲むのに参加するとワインなどを頼んでいる印象です。
お世話になっている指揮の女の先生に
「うちでスプリッツしよ!みんなおいで!」
と呼ばれたときも、先生の家にあったのは赤ワインでした。(あれ、スプリッツじゃない…と思ってしまいました。)
日本的に言うと、「ちょっと今からビール行こう!」って感じでしょうか。
スプリッツタイムは好きな物を飲んでよし
ボローニャに来て、語学学校などで外国人の友達に「スプリッツ行こうよ」と誘われたら、「放課後おしゃべりしようよ」の合図。
普通にコカ・コーラなどのノンアルコールなどを頼んでも大丈夫です。
スプリッツタイムは大体6時以降ですが、早い場合だと5時からの場合も。
いや、学生街ボローニャは午前中やお昼でもスプリッツ飲めますし、飲んでる人を見かけます。
学生は試験や論文の打ち上げに早くから打ち上げたいときもあるのでしょう…。
バールにもよりますが、軽食がお酒とセットで出てくる場合がありますよ。
お知らせ
1月にマルコと一緒に日本へ約5年振りに帰国いたします。
2024年1月9日(火)~18日(木)まで日本で個人レッスンをしておりますので、ぜひイタリア人ピアニストと勉強したい方はぜひ、X・旧Twitterをチェックしてください!
また、2024年1月11日に横浜市の「岩間市民プラザ」にて、マルコと初のデュオリサイタルを19時より行います。
また詳細をお知らせさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
つい先日、火事の被害に遭ったボローニャの教会のチャリティーコンサートを行おうと計画中です。
※動画は筆者撮影。マルコのレッスン風景
筆者
イタリア特派員
望月 唯
ボローニャ在住のメゾソプラノ歌手です。ボローニャ生まれのピアニスト・マルコと一緒にボローニャの歴史や裏話を紹介します。
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