【イタリア】ボローニャの綺麗な教会を紹介②サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会

公開日 : 2023年08月19日
最終更新 :
筆者 : 望月 唯

ボローニャの綺麗な教会を紹介シリーズ、第二弾です。
X・旧Twitter第一弾ではサン・フランチェスコ聖堂を例に、ゴシック様式の紹介をいたしました。
今回紹介するサンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会も、同じく12世紀にたてられた縦に長いゴシック様式の教会です。
ただし、内部だけでなく外にも特徴がありました。

サンタ・マリア・デイ・セルヴィ、名前の由来は?

縦に長い作りのゴシック様式
縦に長い作りのゴシック様式

昔、修道女を招いたことがあるため、「サンタ・マリア・デイ・セルヴィ」という名前の教会になりました。
もちろん、キリスト教の修道女ですが、神父ではないのがポイントです。
中は中世のゴシック様式です。

教会内にあるオルガン
教会内にあるオルガン

有名なオルガンがあり、今でもコンサートを行なっています。

祭壇
祭壇

美しいステンドグラスも楽しめます。

【マルコの裏話】外はローマ帝国時代の残り!

外にはポルティコ(回廊)があります。
外にはポルティコ(回廊)があります。

中の教会は中世のゴシック様式ですが、外のポルティコ(回廊)はローマ帝国時代のバジリカの残りそうです。
ローマ帝国時代は、まだキリスト教の時代ではありません。
大昔もここは、大事な人を招く場所でした。
紀元後4,5世紀に入り、ローマもキリスト教化します。
その時はここの柱の下は、これからキリスト教徒になりたい人を招く場所になりました。
当時、教会内部は洗礼を受けて正式にキリスト教に入信した人でなければ入れなかったからです。

広々としたキレイな回廊が続きます。
広々としたキレイな回廊が続きます。

キリスト教信者じゃなくてもここに昔、教会に入りたい人たちが待っていたのかと思うと、なんだか歴史を感じられて不思議な感じですね。

サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会
Str. Maggiore, 43, 40125 Bologna BO
月曜日から金曜日 7時00分~12時20分, 16時00分~18時15分
土曜日と日曜日 8時30分~11時00分, 16時00分~19時00分
※ミサを執り行っているときは、入れない場合があります。

お知らせ

1月にマルコと一緒に日本へ約5年振りに帰国いたします。
2024年1月9日(火)~18日(木)まで日本で個人レッスンをしておりますので、ぜひイタリア人ピアニストと勉強したい方はぜひ、X・旧Twitterをチェックしてください!

また、2024年1月11日に横浜市の「岩間市民プラザ」にて、マルコと初のデュオリサイタルを19時より行います。
また詳細をお知らせさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
つい先日、火事の被害に遭ったボローニャの教会のチャリティーコンサートを行おうと計画中です。
※動画は教会での練習風景(現在は火事により屋根がなくなった関係で入れなくなっています)。筆者撮影。

筆者

イタリア特派員

望月 唯

ボローニャ在住のメゾソプラノ歌手です。ボローニャ生まれのピアニスト・マルコと一緒にボローニャの歴史や裏話を紹介します。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。