【コロンビア】旅行するときのヒント その2 交通機関編

公開日 : 2023年10月16日
最終更新 :

¡Hola! コロンビア特派員のSaeです。

前回、コロンビアを旅行するときのヒントを3つほど書きました。
https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/3003722/

今回は、その続きです。
お伝えしたいことはたくさんあるのですが、今回は、
ボゴタの移動手段、交通機関についてです。

ただし、都市によってそのシステムや状況は様々です。
他の都市に行く際には、必ず現地の人などから
情報収集をしてくださいね。

それでは、行ってみよう!

スマホを手に持って歩かない

「え?」と思った方もいるかもしれません。
今や、スマホは旅行の必需品。
地図を使ったり、周辺のお店を調べたり、交通情報を見たり…

ですが、コロンビアで、スマホを手に持ちながら歩くのは自殺行為。
私の周りでも何人か、ひったくりに遭った人がいます。
面倒ではありますが、
地図を見る、電話をする、チャットをする、など
スマホをカバンやポケットから出す際は、
お店の中に入るか、人通りが少ないところや暗いところを避けて立ち止まり、
周辺をよく確認してからにしてください。

写真を撮りたい場合も、
できるだけ複数人で行動し、誰かが写真を撮っている間に
他の誰かが周りをよく確認する、ということをするようにしましょう。

とりわけiPhoneは狙われやすいようですが、
そうでなくても、一瞬で盗まれる可能性が高いので、
とにかく注意深く、スマホを使ってください。

コロンビアの交通事情・バスの乗り方

私の住むボゴタには、電車や地下鉄がありません。
基本の移動は、バスです。

バスと言ってもいくつか種類があり、
・Transmilenio(トランスミレニオ)
・SITP
・その他長距離バス

などです。

Transmilenioは、バスと路面電車を足して2で割ったようなもので、
専用レーンを走る、大きなバスです。
バス停ではなく「駅」に止まるため間違いにくいですし、
渋滞知らずなので所要時間も比較的わかりやすいです。
改札口で"tullave"をタッチして駅に入り、
目的の番号のバスが来たら乗って
目的地の駅についたら降りればOK。

一方、SITPはいわゆる路線バスです。
ボゴタは渋滞が多く、またバスの時刻表もなく、いつ来るのかもいつ着くのかも
はっきりわからないので、
初心者には結構ハードルが高め。
でも、挑戦してみると、町中の様子がとてもよくわかります。

お目当てのバスが来たら、タクシーを呼ぶときのように、
手を挙げて、「乗ります」と運転手に伝えましょう。
何もしないと、素通りされてしまいます。
最新型のバスは、次の停留所がバス内で表示されていますが、
旧式のものはありませんし、バスの停留所の名前も結構難しい。
後述する、アプリで確認しましょう。

SITPは、バスの前側から乗り、後ろ側から降ります。
降りるときは、バスが停まるのを待たずに後方出口付近まで行き、
赤いボタンを押すと、運転手に「降ります」と知らせることができます。
ドアが開いたら、さっと降りましょう。

ボゴタ散策のお供・tullave

上述した、トランスミレニオやSITPに乗るときに
必ず必要なのが、"tullave(トゥジャーべ)"。
suicaのような、チャージして交通機関で使うカードです。

切符はないので、ボゴタでバスに乗る際には必要です。
ただし、どこの駅でも買えるわけではないので、
必要だとわかっている場合は空港で買っておきましょう。

チャージは、トランスミレニオ各駅や、一部の公共料金支払所などで行えます。
ただし、現金のみ。
また、バス停にはチャージする機械もありませんし、
バスの中でお金を払うこともできません。
必ず事前にチャージしておきましょう。

2023年10月時点では、
トランスミレニオ 片道2.950ペソ
SITP 片道2,750ペソ
となっていて、
距離に関係なくこの金額です。
おおむね、往復で6,000ペソだと考えておくといいでしょう。

でも、なんだかんだUberが良い

これだけボゴタのバスの話をしてきましたが、
あまり途上国に行ったことがない人や、心配な人は
これらのバスはあまりおすすめしません。

在コロンビアの日本人の多くは、
「公共交通機関は(スリなどがあって)危ないので、乗ってはいけない」
と、勤務先や家族から言われている人が多いのです。

では、バスに乗らないとすると、移動手段はタクシーになります。
ただし、黄色い(一般)タクシーには、基本的に乗ってはいけません。
運転手の身元が定かでない、ナンバープレートを変えている可能性がある、
メーターのごまかしや、ぼったくりの可能性がある、などと
かなりリスクが高いのです。
私もバスには乗りますが、道で黄色いタクシーは絶対に拾いません。

そこで役に立つのが、いわゆる「ライドシェアサービス」。
私はUber(ウーバー)とDiDi(ディーディー)を利用しています。
運転手の身元も基本的にわかるし、目的地までいくらかかるのかが事前にわかるので
リスクは低め。
車なので渋滞は避けられませんが、安全と安心の高さは、これが一番です。

ボゴタ散策におすすめのアプリ

最後に、ボゴタ散策をする際にあると便利なアプリを紹介します。
ぜひダウンロードしておいて、役立ててください。

Moovit
いわゆる乗換案内アプリ。バスとトランスミレニオとの乗り継ぎ等がある場合も、とても便利です。

TransMi App
トランスミレニオのアプリ。tullaveの残高チェックもできます。

Uber
言わずもがなの、ライドシェアサービスアプリ。

DiDi
こちらも、ライドシェアサービスアプリ。私はUberと同時にチェックし、安い金額の方を呼ぶことが多いです。


それでは。
¡Chao!

筆者

コロンビア特派員

ロンドノ宮内紗恵

暑い夏と海が大好きなのに、そのどちらもないところ、ボゴタに住んでいます。ふだん、あまり触れることのないコロンビアの魅力に、ぜひ触れてください!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。