【コロンビア】は、カトリック教の国

公開日 : 2023年11月18日
最終更新 :

¡Hola! コロンビア特派員のSaeです。

日本にいると、「宗教」に対する関心をもつことが
あまりないかもしれませんが、外国で暮らすと特に、
それはただ意識していないだけで、
「神道」や「仏教」は私たちの生活に根付いており、
知らないうちにその影響を受けているのだなと感じることがあります。

例えば、「いただきます」と両手を合わせる行為。
「いただきます」と言うか言わないかの話ではなく、
ここコロンビアの人は、両手を合わせる「合掌」のポーズをあまりしません。
あのポーズは「アジアの挨拶の仕方」だと思っている人もいて、
道ですれ違った見知らぬ人に、
合掌+お辞儀
というアクションをされてやや戸惑ったことも。

今日は、コロンビア人の宗教や宗教観についてお話します。

いたるところに教会と、マリア像のある国

タイトルに書いたとおり、コロンビアはカトリック教の国です。
「国教」はないとされていますが、
実際は国民のほとんどがカトリック教徒。
日本だと、プロテスタントとカトリックを合わせて「キリスト教」と言ってしまうこともありますが
ここでは明確にCatólico(カトリコ・カトリック教徒)と言います。

多くのヨーロッパ諸国などもそうだと思いますが、
街を歩いていると、とにかくどこにでも教会があります。
一般的にカトリックの国々、またカトリック教徒たちが征服した国々では、
それぞれの街の中心には、その街のシンボル的存在の大きな教会があり、その前に広場がある、
というスタイルをとっていて、
その中心の広場には、朝から夜まで小さなお店が立ち並び、いつもたくさんの人が集まります。


また、教会でなくても、道のなんでもないところ、あるいは公園などに
マリア像やキリスト像、聖書に出てくる内容を模したオブジェのようなものが
本当によくあります。
近所の人などがボランティアで、それらを綺麗にしたり、
壊れたら直したりしているのかと想像します。

公園にあるオブジェ。おそらく、聖書の一部を模したものなのかと思います。牛の像がありますね。
公園にあるオブジェ。おそらく、聖書の一部を模したものなのかと思います。牛の像がありますね。
「この公園は、私たちが世話をし、楽しむために神が用意してくださったものです。」とあり、その下に聖書の一部の抜粋があります。
「この公園は、私たちが世話をし、楽しむために神が用意してくださったものです。」とあり、その下に聖書の一部の抜粋があります。

会話の中に見られる、カトリック文化

こういった目に見えるものだけでなく、
ふだんの会話の中にも、カトリック文化が表れることがあります。

例えば、英語の"Oh my god!"は、スペイン語で
"¡Dios mío!(ディオス ミーオ)"
"¡Por Dios!(ポル ディオス)"
などと言い、この"Dios"は「神様」という意味です。

また、日本語の「おかげさまで」という意味に少し近い意味で
"Gracias a Dios(グラシアス ア ディオス)"
と、「神様のおかげで…」と言うこともよくあります。

非常に敬虔な信者だと、会話の端々に
"Amen(アーメン)"
という人々もいます。
どういうタイミングで使うのかは、私自身もあまりよくわからないのですが。


日本で、「神様」と言う機会はあまりないと思いますし、
言ったとしても、具体的な人物を思い浮かべる人はあまりいないと思いますが
ここコロンビアでの「神様」はほぼ100%イエス・キリストのこと。

一度友人に
「君は、神を信じるか」
と聞かれ、
「神様って、誰のこと?」
と逆に聞いてみたことがあるのですが、
よくわからない質問をされた、というような顔をしていました。

プレゼントを届けるのは、サンタクロースではない?

さて、日本もそろそろクリスマスムードでしょうか。
このクリスマス文化はキリストの生誕を祝うものですが、
ここコロンビアで、12月25日の夜にプレゼントを届けてくれるのは、
実は、みなさんおなじみのサンタクロースではありません。

"Niño de Dios(ニーニョ デ ディオス)"

直訳すると、「神の子」が、プレゼントを持ってきてくれるという話なのだそう。

ちなみにこの「神の子」は、イエス・キリスト。
「神様」がイエス・キリストなのに、「神の子」も、イエスなの?という疑問は、
ここでは、なし。
別の機会にご紹介しますが、クリスマスに食べるものも、
みなさんが想像しているものとはかなり違います。
クリスマスも、いろいろなスタイルがあるのですね。


"Dios"という表現がたくさん使われていたり、
教会や様々な像があったりと、「違う宗教の国」感が満載の街中。
ぜひコロンビアに来た際には、このような点にも注目しながら歩いてみてくださいね。


それでは。
¡Chao!

Niño de Dios(と思われる)像。これは、近所の道の途中にあります。
Niño de Dios(と思われる)像。これは、近所の道の途中にあります。

筆者

コロンビア特派員

ロンドノ宮内紗恵

暑い夏と海が大好きなのに、そのどちらもないところ、ボゴタに住んでいます。ふだん、あまり触れることのないコロンビアの魅力に、ぜひ触れてください!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。