APEC首脳会議が大詰めとなった11月中旬、サンフランシスコ市内の様子
バイデン大統領が訪問した週
2023年11月11日~17日にAPEC首脳会議が市内のコンベンションセンターで行われたサンフランシスコ、水曜日と木曜日は特に、バイデン大統領も会議に参加するため市内と訪れ、厳重な警戒体制が敷かれました。バイデン大統領は、水曜日に専用機でサンフランシスコ国際空港に到着、その後木曜日はサンマテオでリセプションパーティーを開催しました。同日、日本の岸田総理は、市内のパレスホテルで海鮮料理を中心としたリセプションをホストしたと報じられています。このようにさまざまなイベントが催された週は、コンベンションセンターの周りを中心にバリケードが張りめぐされ、様々な交通規制が行われました。
APEC首脳会議開催中の市内の様子
市内は厳重なセキュリティ体制が引かれる中、多くのデモも開催されました。特に大詰めを迎えた木曜日、ガザ支持派の抗議デモがベイブリッジ西行きの全車線を何時間も封鎖し、正午前にようやく再開される事態も起きています。特にミッション通りと5番通りはデモ隊が多く集まり、さまざまな呼びかけを行なったことでニュースとなりました。
先週末はチャイナタウンで、初となるナイトマーケットが開催され、フェリーターミナルからカストロまでマーケット通りはレインボービームで覆われました。また通常であれば、感謝祭直後から点灯されるユニオンスクエアのイルミネーションも、今年はAPEC効果で先週末から始まっています。
ベイエリア今週末のイベント
APECが終了し、通常運行に戻る今週末、サンフランシスコの日本町では19日までAPECを記念したDendelion Projectのデジタルアート体験イベントが正午から6時まで開催されています。これは、平和への願いを込めた作品を展示と同時に。タンポポに息を吹きかけ、平和を願い、タンポポの綿毛(種)が着地した場所に平和の花を咲かせるというもの。スマートフォンを使いタンポポに息を吹きかけ、タンポポの綿毛がフランスのパリと日本の広島で開催中の展示会にリアルタイムで送られるのを見ることができます。
11月18日からは、カリフォルニアアカデミーオブサイエンスで、冬をテーマとした限定アクティブティ"Tis the Season for Scienceが始まります。室内で降る雪を楽しんだり、顕微鏡で雪を観察するほか氷や寒冷地に生息する動物について楽しく学べます。
11月18日はエンバカデロで4時からホリデー・イルミネーション点灯式が行われます。点灯式だけでなく、サンタさんと妖精も登場します。
最後に
このコラムを書いている2023年11月17日現在、サンフランシスコの市のデータによると、今週1週間のサンフランシスコの陽性率は4.9%。先週の5.2%、先々週の4.7%とほぼ変化はありません。カリフォルニア州の平均陽性率は7.3%。先週の6.9%、先々週の6.1%と比べても安定した状態です。来週の感謝祭を控え、人が多く移動する本格的なホリデーシーズンがはじまります。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
Katie M
18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。
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