ヴェルサイユ宮殿の敷地内に泊まれる「ル・グラン・コントロール」で宮殿を最大限に堪能する

公開日 : 2023年11月24日
最終更新 :

ヴェルサイユ宮殿の敷地内にあるホテル&レストラン「ル・グラン・コントロール」は、17世紀に建てられ、18世紀には王室の財務長官ジャック・ネッケルの邸宅として使われていた建物を改装した施設です。全14室のみで構成された5つ星ホテルで、ヴェルサイユの庭園を眺めながら、最上級のホスピタリティで宿泊することができます。

ルイ16世の財務長官の建物を改装

ホテルのエントランス
ホテルのエントランス

ル・グラン・コントロールの入口は、ヴェルサイユ宮殿正面入口から南方の、アンデポンダンス・アメリケーヌ通りにあります。入口には18世紀の装束に身を包んだスタッフが立ち、出迎えてくれます。

レセプション奥にあるラウンジ
レセプション奥にあるラウンジ

チェックインの際に、まず通されるのが、地上階にある大広間。眩いばかりの調度品に囲まれ、これから始まる滞在の気分を盛り上げてくれます。価格によっていくつかの部屋のランクがあり、少しずつ趣向が異なりますが、もっとも高い部屋がスイート・ネッケルです。

スイート・ネッケルのベッドルーム
スイート・ネッケルのベッドルーム

この部屋は、ルイ16世の財務長官ジャック・ネッケルの私室部分を改装したもので、ヴェルサイユ庭園の南西部分、オランジュリーに面しています。アパルトマン内には、エントランス、リビング、ベッドルーム、バスルームが配されています。

スイート・ネッケルのバスルーム
スイート・ネッケルのバスルーム

クラシックな家具に加えて、天蓋付きのベッドや、部屋の中央に置かれたバスタブなど、とにかく広い!チェックイン可能な時間から早めに到着して、部屋をホテルを十分に堪能することを、おすすめします。

なお、ホテル滞在においては、それぞれの部屋にパーソナルバトラーが付き、到着前の予約時から滞在中まで、きめ細かな要求に応えてくれます。

ル・グラン・コントロールならではの特典

ヴェルサイユ庭園のオランジュリー
ヴェルサイユ庭園のオランジュリー

ホテル到着後は、ただ滞在するだけではありません。お茶の時間には、マリー・アントワネットの世界観で楽しめるアフタヌーンティーを、翌朝はフレンチの巨匠アラン・デュカスがプロデュースの朝食が出されます。部屋にある備え付けのミニバーも自由に楽しめます。ミニバーはすべてオーガニックです。スパも併設されています。

ル・グラン・コントロールにあるレストランのテラス
ル・グラン・コントロールにあるレストランのテラス

さらに、ヴェルサイユ宮殿の敷地内にあるからこその、特別な体験がいくつかできます。その一つが、ヴェルサイユ宮殿およびグラン・トリアノン、プチ・トリアノンを、営業時間外に巡れるツアーです。一般開放されている以外の時間に、宿泊客のみのツアーで宮殿内を見学できるため、混雑せずゆっくりと堪能。鏡の間を独占できます!

ヴェルサイユ宮殿の鏡の間 © Felicia Sisco
ヴェルサイユ宮殿の鏡の間 © Felicia Sisco

庭園内を移動するゴルフカートも無料。早めにホテルに着いても、滞在を楽しめるアクティビティが満載です。

食事はミシュラン1つ星のレストランで

レストラン内の個室「キャビネ・マリー・アントワネット」
レストラン内の個室「キャビネ・マリー・アントワネット」

ル・グラン・コントロールに泊まるなら、夕食はホテル内にあるレストランで取ってみましょう。こちらもアラン・デュカスがプロデュースするレストランで、ミシュランガイドの1つ星に輝いています。

暗めの雰囲気ある明度に照らされたなか、18世紀の装束に身を包んだスタッフが給仕を行い、当時にタイムスリップしたかのような雰囲気で食事を楽しめます。ホテルを公式サイトから予約する際に、このレストランでの食事を含めたプラン「ロイヤルステイ」で予約することができます。

ホテル内にありますので、移動も楽。綺麗な服装に着替えて、次々と運ばれてくるフランス料理の真髄を体験できます。

レストランの大広間
レストランの大広間

ヴェルサイユ宮殿を思いっきり堪能してみたい人にとっては、大変おすすめなホテルです。

名称
ル・グラン・コントロール(Le Grand Contrôle)
住所
12 Rue de l'Indépendance Américaine 78000

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。