![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004665/20240212_042932_b734a28c_w1920.jpg)
【アメリカ・2024NFL】国民的行事スーパーボウルはチーフス2連覇
アメリカの紅白歌合戦ともいわている国民的行事”スーパーボウル”シーズン終了です。2連覇したカンザスシティ・チーフスの黄金時代が確固たるものになってきました。しかも、テーラー・スイフトさんのおかげで、女性アメフトファンも増え、TV視聴率も記録的な数字だったようです。今回はユニオンスクエアのステーキハウスで試合観戦。ここサンフランシスコ滞在中知っておくといいお店でした。そしてアメフト初心者(拙)が感じた今回のスーパーボウル。
![マーケット通りには臨時のグッズ販売テントが、帽子はどこも10ドル](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004665/20240213_015920_cfc14873_w1920.jpg)
週末は、まるでクリスマスがきたみたいに赤い洋服が目立っていました。バスの表示も行き先と「GO NINERS」が交互に映し出され、消防車も旗つけて走っており、やはり地元チームが強いって楽しいです。決戦の日曜日も朝からお天気がよく、誰しも「今回は負ける要素がない」と思っていました。また、マーケット通りのパレードも楽しみにしていました。
![サター&パウエルのタップルーム行列](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004665/20240213_020037_dd854140_w1920.jpg)
「ゴールデンゲート・タップルーム・グリル(Golden Gate Tap Room)」は、ユニオンSQの観戦名所です。昼過ぎからこの行列。 1時間待ちは覚悟。
ステーキハウスで応援
![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004665/20240213_030005_81c0608e_w1920.jpg)
今年の観戦場所となった「タッズステーキ(Tad's Stakes)」です。昼間は地味な看板ですが、夜は煌びやかになりかなり目立ち、遠くからでもすぐ分かります。以前は、パウエル通りにありましたが、今はエリス通りで営業しています。老舗レストラン「ジョンズ・グリル(John's Grill)」の反対側にあります。スポーツバーは楽しいですがフードメニューがないこともあり、居酒屋文化のわれら日本人には、飲んで食べてができるレストランがいいですね。
![カウンターで注文・前のお店にあった木のチップ箱は健在でした](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004665/20240213_021022_38d7e4c4_w1920.jpg)
まずは、レジで食べ物と飲み物を注文します。プラスチック製の番号札をもらい、お店の方に席を案内してもらい頼んだものを待ちます。一般的なアメリカンダイナーで、サンドイッチ、ハンバーガーが人気のようです。私らは、バッファロー・ウィング(12個$28.00)やフレンチフライ($4.99)をつまみながらビール($10.00〜)を楽しみます。
![カウンター席もあるので1人旅の方も気兼ねなく](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004665/20240213_021447_381fa4cd_w1920.jpg)
Tad's Stake
- 住所
- 38 Ellis St, San Francisco, CA 94102
- 電話番号
- 415-956-2139
- 営業時間
- 7:00〜21:00(日曜日9:00〜)
![テレビの真正面がゲーム観戦・応援団(後半戦)](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004665/20240213_021605_93359666_w1920.jpg)
フィールドゴール、地味ながら確実に得点していく大切さ
さて、ゲームの内容ですが、AFP●BB newsからちょっとかいつまんでざっくり説明しますと、
前半1Qに、49ersは、ムーディ(Jake Moody#4/K)のフィールドゴール(Field Goal・FG)と、クリスチャン・マカフリー(Christian McCaffrey#23・RB)のタッチダウンで10点先行。対するチーフスは、バッカー(Harrison Butker#7/K)のFG1本のみ、3-10で前半終了。
試合中、テーラー・スイフトさんのボーイフレンドのトラビス・ケルシー(Travis Kelce#87・TE)が、リード(Andy Reid)ヘッドコーチを怒鳴るシーンが映り、おっ内部分裂か! とちょっと思いました。
〜ハーフタイムショーはアッシャー(Usher)〜
店内にぎやかすぎてよく聞こえませんでした。
後半になってもパッとしないチーフスでしが、49ersも得点なし。バッカーのFGで加点。49ersのコロコロっとミスがあって(パント)、チーフスのタッチダウンで逆転。しかし49ersすぐ反撃、タッチダウンで16-13と勝ち越し。しかし、なんとキックを外してしまうムーディ……。その後、双方FG1本ずつ入り、終了間際、チーフスはケルシーへのパスで”FG圏内”。バッカーが残り3秒でキックを成功させて19-19の同点とし、オーバータイム(OT/延長戦)。OTでは、ムーディのFGで先行したけど、チーフスは静々と前進し、決勝のタッチダウンで25-22試合終了。チーフスおめでとう。
昨日は、FGが何度もありました。これは蹴って得点する攻撃です(キックプレー)。アメフトは、華やかなタッチダウンのイメージが目につきますが、この試合では、フィールドゴール(FG)の大切さを思い知りました。FG圏内は、概ね40ヤード(約37m)くらい。キッカー(蹴る専門)が、ボールを蹴ってゴールポストを通過させて得点3。成功率は一般的に85%くらいだそうです。今シーズン、彼は何度となく、肩を落としてうつむいてベンチに戻るシーンがありました。昨日のゲームはタッチダウンが少ない分、フィールドゴールの確実さがいかに重要かを学んだゲームでした。
チーフスが歓喜に湧いている時、遠くを見つめるムーディ選手を映し出されていたのが切なかったです。
![チャイナタウンは春節](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004665/20240213_021648_dc5236cd_w1920.jpg)
結局、優勝パレードの心配もなくなりました。遠くにエンバカデロのライトアップもチラリと見えました。月曜日からは普通のライト、来年も同じライトアップになるといいな。
試合を振り返ると、全員、自分のポジションできっちり役割を果たしてましたよね。ディフェンスは特に、なのでケルシー選手がイライラのあまりヘルメットを叩きつけ、HCにくってかかった。ムーディ選手だって、FGの確率からいえば、決してミスったわけでもない。どの選手もミスはしていない。勝ったか負けたかだったかもしれません。
さて、再来週、2月24日(土)夕方は、ユニオンSQで「チャイニーズ・ニューイヤー・パレード」があります。周辺は交通規制がかかりますので、公共交通機関を利用した方がいいですよ。
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10097/20221012_162034_37cb94ce_w320.jpg)
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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