オーストリア・ザルツブルクを訪れたら足を運ぶべき!モーツァルトを感じるスポット4選

公開日 : 2024年02月22日
最終更新 :
筆者 : Edelweiss

ザルツブルクを代表する偉人といえば、モーツァルト! 日本でも音楽の教科書でおなじみの人物ですが、そんなモーツァルトが生まれたのがここザルツブルクなのです。
モーツァルトにちなんだ商品やスポット、イベントがたくさんあるこの町で、モーツァルトのファンはもちろん、クラシック音楽が好きな方にぜひ訪れてほしいスポットを4つ厳選して紹介します。

モーツァルトの生家と家を訪ねる

モーツァルトの生家とモーツァルトが1773年から1781年まで暮らしていた家は、徒歩15分ほどしか離れておらず、両方を気軽に訪れることができます。私は時系列に沿って、巡ってみました。

モーツァルトの生家(Mozart Geburtshaus)

©iStock

入口では、オーストリアならではの大きいPlaymobilのモーツァルトがお出迎えしてくれます。
館内はこじんまりしていますが、モーツァルトゆかりの品が多く展示されていて、いろいろと学ぶことができます。肖像画から、手紙、ザルツブルク内にあるモーツァルト像のミニ模型もあります。「Mozart Online」という部屋では、置いてあるパソコンとヘッドフォンでモーツァルトの曲を聴くことができます。楽譜の好きなページ、楽章をクリックしながら楽しめます。

館内の土産店ではモーツァルトのポストカードやトートバッグに加え、音符モチーフのアイテムがたくさん販売されていてクラシック音楽ファンにはたまりません!
私はここでモーツァルトの格好をしたクマのぬいぐるみ(大 €16.95)を購入しました。サイズは大・中・小の3種類があり、洋服は赤と青の2色ありました。
ほかのザルツブルクの土産店ではこのクマは売っているのを見たことがないので、生家に行った際はぜひチェックしてみてください。

モーツァルトの生家(Mozart Geburtshaus)

住所
Getreidegasse 9, 5020 Salzburg
入場料
€13.50

モーツァルトの家(Mozart Wohnhaus)

平日訪れた際は空いていて、館内は4組ほどしかいませんでした。生家の方が見てまわるのに時間がかかる印象で、こちらは20分ほどで見終えることができます。

展示品のなかには家のミニ模型があったり、モーツァルトの実寸大パネルもあります。150cmの実寸大パネルの隣に立って、偉人との写真撮影を楽しみましょう。
モーツァルトの家には土産店はないのですが、1階にカフェがあります。後述するので、観光に疲れてひと休みしたいときに利用してみてください。

モーツァルトの家(Mozart Wohnhaus)

住所
Makartplatz 8, 5020 Salzburg
入場料
€13.50
  • 両館訪れる場合は入場料をセットで購入すると€20になります。

モーツァルトが暮らしていた家の1階にあるKaiserschmarrn!

オーストリア伝統料理のKnödel(クヌーデル)
オーストリア伝統料理のKnödel(クヌーデル)

モーツァルトの生家とモーツァルトの家を見たらカフェで休憩しましょう。そんな時にピッタリなのが、モーツァルトの家の1階にあるCafé Classicです。

店内は80席あり広々しているため観光で疲れたときの利用にピッタリです。平日は空いていて現地の人も多い印象で、とても雰囲気が素敵なお店です。以前筆者が訪れた際、隣の席のお客さんがコーヒーを飲みながら音楽の打ち合わせをしていました! 場所が場所だけになんだかロマンチックに感じます。夏はテラス席もあり、外の方が混みます。

メインディッシュからスイーツまでありますが、このお店で特におすすめするのがオーストリア伝統スイーツのカイザーシュマーレン(Kaiserschmarrn)€11.50です。

カイザーシュマーレンはオーストリア全国いろんなカフェにありますが、筆者はこのお店のものがお気に入りです。
Café Classicのカイザーシュマーレンはフワフワなパンケーキというより、しっとりしたフレンチトーストに似ています。量もたっぷりで、お昼ご飯のメインとしても十分です。付け合わせはオーソドックスなりんごペーストで、甘い生地もさっぱり食べられます。カフェによってはプラムやアプリコットのジャムを添えているところもありますが、りんごがオリジナルだとドイツ人の友人に教えてもらいました。

おいしさはもちろん、なんといってもモーツァルトが暮らしていた家でひと休みできるのが素敵です。

Café Classic

住所
Makartplatz 8, 5020 Salzburg(モーツァルトの家1階)

ふたつのモーツァルト像

モーツァルト広場に堂々と立つモーツァルト像。モーツァルトの生家からは徒歩約5分で着きます。晴れた日には威風堂々としたかっこいい写真が撮れますが、大雪の日にはどことなく悲しげに見えます。

嘘か誠かオーストリア人の友人から、当時モーツァルトはザルツブルクの町を嫌っていて、逆にザルツブルクの人はモーツァルトを嫌っていたという噂を聞いたことがあります。しかし皮肉なことに今となってはモーツァルトはザルツブルクにとってなくてはならない存在です。

有名になったモーツァルトを町のシンボルにするため建てられたこの銅像は1本の鉛筆を持っています。モーツァルトが生きている時代にはまだ存在しなかった鉛筆を持っていることからも、この銅像がモーツァルトが存命中に建てられたものではなく没後に建てられたということが分かります。ぜひ現地で見てみてください。

天気によってはなんだか悲しそう?
天気によってはなんだか悲しそう?

モーツァルト像

市内にはモーツァルトの像がもうひとつあるのを知っていますか?
ザルツブルク中心部からは少し離れた場所に “Hommage to Mozart” というモーツァルトの像があります。同じ人物の像ですが全く違った雰囲気を醸し出している像です。ザルツブルクを訪れた際はこちらもぜひ見に行って見てください!

Hommage to Mozart

モーツァルト週間

ザルツブルクでは毎年モーツァルトの誕生を祝うために1月下旬から2月上旬にかけて約2週間、Mozart Weekというものがあります。
この期間はザルツブルクのさまざまな劇場やコンサートホールでモーツァルトに関する演奏や劇を観ることができます。

人気の演奏者や指揮者のコンサートはすぐに売れ切れてしまうので、本当に行きたい! という方はチケットの販売が開始される10月ごろには早めに目星をつけて購入することをおすすめします。
チケットはザルツブルク内のチケットセンターや各ホールの公式ホームページ、Gretchen Appから購入が可能です。

Mozartwoche

音楽、おいしいスイーツ、自然にあふれたザルツブルクは癒しの町です。小さな町だからこそ、多くの観光スポットを歩いて回ることができ、ドイツのミュンヘンからは電車で約1時間45分、オーストリアのウィーンからは3時間とアクセスも簡単です。ヨーロッパ旅行の際はぜひザルツブルクにお越しください!

筆者

オーストリア特派員

Edelweiss

ドイツ語の勉強のため、オーストリアのザルツブルクに留学しています。オーストリア、特にザルツブルクの魅力、おすすめスポット、イベント情報をお届けします!

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