![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005056/20240330_193915_0def5f6d_w1920.jpg)
晴れた日に歩きたい、小田原のカフェスポット
箱根登山鉄道の箱根板橋駅から各線小田原駅までにある、晴れた日に、歩いて巡りたくなるカフェスポットをご紹介します。お腹いっぱいになったら、最後は小田原城観光で締めくくる見応え抜群のコース。歴史ある建物が建ち並ぶ、小田原エリアのグルメな魅力をお伝えします。
昭和初期に建てられたレトロな洋風建築
![「薬膳喫茶 KURA」の外観](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005056/20240330_195851_0fec40e2_w1920.jpg)
趣のある入り口
レトロなものがたくさん
敷地内の家具にもこだわりがあります
openの看板も可愛い
時が経つのを忘れてしまいそうな、窓際のソファ席
懐かしいネーポンのポスターがある席は、元は押入れだったそう
カメラはお客さまから譲り受けたもの
階段横は土間を改装し、キッチンに変身
照明は、クラシカルな北欧製のものを数多く使っています
椅子とテーブルは、別の喫茶で使用していたものだそう
ストーブもいい雰囲気
窓から差し込む光が心地いい
ひとり席でゆっくり過ごすのもおすすめ
2階にある特等席は、やさしい灯りがともります
レモン、レモングラス、クコの実が入ったお水
2階の客室は和洋折衷のスペース
どの角度から見ても美しい
時代を感じるスイッチ
箱根登山鉄道の箱根板橋駅から徒歩3分ほどの場所にあるのが「薬膳喫茶KURA」。こちらは、築約90年の洋風建築「朝倉邸」をリノベーションしたカフェで、昭和初期につくられたレトロな佇まいに、思わず足を止めてしまいます。敷地内に入ると、アイスクリームボックスや赤い郵便局など、可愛いアイテムがお出迎え。
ワクワクしながら中に入ると、一気にタイムスリップしたかのようです。こだわりのテーブルや椅子、照明はどこか懐かしさを感じます。店内にある黒電話やカメラは、お客さまが「この喫茶にピッタリだと思ったので」と持ってきてくださったものなんだとか。
かつて小田原は「職人の街」と呼ばれ、小田原城を手がけた大工や石膏が住んでいましたが、「薬膳喫茶KURA」も左官屋の棟梁が建てた家。そのため店内をよく見ると、漆喰の天井に見事な装飾が施されています。また、テーブルや椅子はひとつひとつ、オーナーが部屋の雰囲気に合わせて集めているので、ノスタルジックで心地いい「薬膳喫茶KURA」ならではの空間ができあがっています。
薬膳を駆使した、体にやさしいランチメニュー
![鶏と豚の2種類の肉にレンコンをプラスした、程よい食感の「薬膳発酵カレー」](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005056/20240330_213338_22b4df9e_w1920.jpg)
「薬膳喫茶KURA」に来たら、ぜひ食べていただきたいのがランチメニュー。「鶏肉と野菜のせいろ蒸し」「薬膳煮込みハンバーグ」「薬膳発酵キーマカレー」の3種類から選べます。日によって混み合う時間がまちまちということなので、来店前にお店に問い合わせてみると良いかも。3名以上なら予約も可能です。どれも美味しそうで迷ってしまいますが、今回は「薬膳煮込みハンバーグ」と「薬膳発酵キーマカレー」をオーダーしました。
「薬膳煮込みハンバーグ」は、ソースの隠し味に小田原の梅酒をプラス。具材も、玉ねぎの代わりに長ネギとレンコンを使っており、ふんわりコクのある味わいに仕上がっています。ダイズライスをメインに、黒米と白米をブレンドしたオリジナルライスとソースが絶妙に絡み合い、どんどん箸が進みます。
「薬膳発酵キーマカレー」は本格的なスパイスを使用していますが、辛さは控えめ。辛くないので、お子さまにもおすすめです。鶏と豚の2種類の肉にレンコンをプラスして、程よい食感がクセになる逸品。ラー油ベースのジャンとヒハツがあるので、味変して楽しんでみてください。
「お体をご自愛(ゴジアイ)ください」という気持ちを込めて
![瓶も可愛い「ゴジアイコーラ」](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005056/20240331_204436_bb4b7a1e_w1920.jpg)
1階のレジ前でも販売されている「ゴジアイコーラ」は、体のむくみを取る大豆やハトムギなど、10種類以上の薬膳と低GI値の砂糖を使用しているオリジナルのクラフトコーラです。レトロ可愛い瓶が目を惹きますが、ドリンクを大きなグラスで提供してくれるのも嬉しいですよね。コーラは牛乳で割るとチャイのような仕上がりになります。今回は、シュワっと爽やかな炭酸割りでいただきました。
次に地元愛に溢れるマスターの飯山淳二さんが運んできてくれたのは、「ハイビスカスレモネード」。可愛らしいタツノオトシゴのマドラーが添えられていました。2層になっているので、くるくるとマドラーを回すと色の変化を楽しめます。小田原産のレモンもたっぷり入っていて、ほんのり広がる甘さと酸味が絶妙な一杯です。
「アイスカフェソフィーチェ」はふわふわに泡立てたミルクが特徴的です。目の前でコーヒーに注いでくれるのですが、目が釘付けになってしまいました。ワイングラスに入っているので、ミルクが多めに見えますが、実はコーヒーとミルクは1:1なんだとか。一気に混ぜて味わうのもよし、少しずつ味に変化を楽しむのもよし、自分だけのアレンジを探してみてください。
薬膳喫茶KURA
- 住所
- 神奈川県小田原市板橋649
- 電話番号
- 0465-20-9886
- アクセス
- 箱根登山鉄道「箱根板橋駅」から徒歩3分
- 駐車場
- 2台(提携駐車場あり)
- 営業時間
- 9時から17時まで(ラストオーダーは16時30分)
- 定休日
- 火曜日、水曜日
報徳二宮神社の敷地内にある「きんじろうカフェ」
![期間限定の桜カプチーノ](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005056/20240331_222737_17e3d979_w1920.jpg)
「薬膳喫茶KURA」から歩いて20分ほどの場所にあるのが、報徳二宮神社の境内にある「きんじろうカフェ」。報徳二宮神社の御祭神である「二宮尊徳翁」がシンボルになっています。カフェ目的で立ち寄ったのですが、「きんじろう幸福ハンカチ」や「きんじろうクリップ」など可愛いグッズがズラリと並んでいて、目が釘付けに。
今回カフェで注文したのは、桜の季節限定の「桜カプチーノ」と「開運きんじろうプリン」。「桜カプチーノ」は、大きく花開く桜のシルエットがインパクト抜群です。このカフェでは、「開運」の文字が印象的な「開運キャラメルカプチーノ」も人気です。
「開運きんじろうプリン」は、「二宮尊徳翁」ゆかりの地である北海道豊頃町の甜菜糖と報徳練乳入り。ふわふわのクリームとカスタードとカラメルの3層でつくられていて、一口食べると口の中でとろけます。この口どけが、クセになる人も多いはず。
緑が目の前に広がるオープンテラスで思う存分過ごしたら、小田原城を見ながら15分ほど歩けば各線小田原駅に到着します。晴れた日は少しだけ足を伸ばして、小田原エリアでカフェ巡りをしてみてはいかがでしょうか。
きんじろうカフェ
- 住所
- 小田原市城内8-10
- 電話番号
- 0465-23-3246
- アクセス
- 各線小田原駅東口から約15分
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10186/20240311_113326_d2e71cde_w320.jpg)
筆者
神奈川特派員
加藤 朋子
神奈川県を拠点に、年間1/3ほど国内外を行き来しています。これまで100カ国以上、旅をしてきました。 神奈川県を中心に、各地からおすすめスポットやイベント、美味しい情報をお届け。パラグライダーやスキューバダイビングもするので、空・陸・海の全方位から地球の魅力をご紹介します。
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