マドリード・プラド美術館の無料開放に行ってみました

公開日 : 2024年05月26日
最終更新 :

最近のスペインは観光スポットの入場料が高くなり(特にバルセロナ!!)、円安もあって日本から来る方はさぞ大変だろうと思います。美術館などでは無料開放時間も設けているところもあるので、利用するのもひとつの手です。ただ、問題は並ぶこと、ですね。

というのも、とある日曜日にマドリードに行きお昼ご飯を食べた後に少し時間があり、「近くだからプラド美術館の無料開放に行ってみよう」ということになったのです。その日は17時から19時が無料開放の日でした。

Autor: Hiberus © Madrid Destino
Autor: Hiberus © Madrid Destino

プラド美術館に着いたのはちょうど17時頃。そこで目にしたのは、予想をはるかに超える長蛇の列でした。ゴヤの像がある入り口から200mほどアトーチャ駅方向に行ったところが最後尾・・・。「始まったところだから、結構早く進むかもよ」と並び始めたものの、進み具合はノロノロ。でも「こんなに待ったんだから、今列を外れるのは悔しいよね」とそのまま並びました。結局入場できたのは18時。1時間並んだことになります。

その後19時15分前には閉館のアナウンスが流れ退出を余儀なくされたため、1時間待って45分の滞在で終わってしまいました。もしかしたら、平日だったらここまで並ばないのかもしれません。

このように無料開放日は混むと考え、早めに並ぶべきですね。私が行った日も、16時に並び始めていたら同じく1時間の待ち時間でも、1時間多く館内にいることができたわけですから。

とはいえ、プラド美術館は展示作品が膨大で、ひとつひとつゆっくり観て回ると丸1日かかる規模。無料開放の2時間ではとうてい足りません。素晴らしい作品が多いのでじっくり観てまわることがベストなのですが、お目当ての絵画だけ観たいという場合は無料開放を狙うのはアリだと思います。

プラド美術館の無料開放時間は、月曜から土曜日が18:00~20:00、日祝は17:00~19:00です。

プラド美術館 Museo de Prado

住所
Paseo del Prado s/n, Madrid
開館時間
月曜から土曜 10:00~20:00、日祝 10:00~19:00
休館日
1月1日、5月1日、12月25日(1月6日、12月24日、31日は14:00まで)
入館料
一般15ユーロ

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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