![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240522_102259_6e34bee6_w1920.jpg)
物価高&円安に負けない! NYでリーズナブルに楽しめるフードをご紹介
長かったパンデミックも終わり、ニューヨークに行きたい!と思ったものの、世界的なインフレと円安の影響で旅行費用も高騰……。それでも、現地での食費を浮かすことができれば負担も軽くなるはず! そこで、安くておいしくて、NYでしか味わえないフードをご紹介します。
有名店の味をサクッと味わえる、フードホール
昨今大人気なのが、NYのいたるところにあるフードホール。いわゆる日本でもおなじみのフードコートのおしゃれ版というイメージです。多彩なジャンルのテナントが集結しているので、気軽に有名店の味を楽しめるだけでなく、チップ不要のカフェテリア形式でサクッと食べられるのも魅力です。
ハドソン・イーツ(Hudson Eats)
![マンハッタンの西、ハドソン・リバー沿いにある](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240603_165032_1761f35c_w1920.jpg)
ロウアー・マンハッタンのオフィス街にある複合ビル、ブルックフィールド・プレイス内にあるフードホール。開放的な雰囲気のイートインスペースに加え、館内のパブリックスペースやオープンテラスなどにも着席スペースがあり、ゆったり食事が楽しめます。サラダ、サンドイッチ、バーベキュー、メキシカン、ベーグルなど、テナントも充実しています。
![マイティクイン(Mighty Quinn’s)のプルドポーク$10.40](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240522_102543_b71a59f7_w1920.jpg)
ハドソン・イーツ(Hudson Eats)
- 住所
- 230 Vesey St.(Brookfield Place)
- 営業時間
- 10:00〜20:00(日:10:00〜18:00)
ティン・ビルディング(Tin Building)
![港町の雰囲気が漂う海沿いにある](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240603_165045_09fd440b_w1920.jpg)
ニューヨークで今一番おしゃれなフードホールといわれているのが、スターシェフ、ジャン・ジョルジュ氏がプロデュースしているこちら。元卸売魚市場のあったシーポートという場所にあり、かつての市場をリノベーションした店内には約30ものセクションがずらり。ベーカリー、シーフードバー、カジュアルダイニングだけでなく、ギフトショップも揃います。
ティン・ビルディング(Tin Building)
- 住所
- South St. (at Fulton St.)
- 営業時間
- 8:00〜22:00(金・土:8:00〜22:30)
ファーム・トゥ・テーブルのファストフードにも注目
ヘルシーでリーズナブル、旅行者だけでなく、ニューヨーカーたちの注目を集めているのがファストカジュアルのチェーン店。旬の食材を使った総菜やサラダは、旅行中の野菜不足を補ってくれそうです。チップは不要。イートイン・スペースのある店舗も多いですが、テイクアウトして付近の公園や宿でゆっくり食べるのもよいですね。
ディグ(DIG)
![モノトーンでまとめられたカウンター。先にオーダーして支払う](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240522_104307_4c7d9b98_w1920.jpg)
ヘルシー志向のニューヨーカーたちに絶大に支持され、ここ数年で市内に続々とオープンしているのがこちら。提携農家から仕入れるファーム・トゥ・テーブルの食材を使った栄養満点の総菜やサラダを、ファストフードスタイルで楽しめます。体にも財布にもやさしいので、滞在中毎日でも行きたくなりそうです。
![玄米の上にローストチキン、ブロッコリー、ヤムイモがのったClassic Dig$13.09](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240522_102806_95c5778b_w1920.jpg)
![カスタムプレートを作ることもできるし、メニューにあるものを選ぶことも](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240522_102813_0d61448d_w1920.jpg)
ディグ(DIG)
- 住所
- 709 Lexington Ave.(near 57th St.)
- 営業時間
- 11:00〜21:00
- 備考
- 上記は57th&Lex店のデータ。ほか多数支店あり
スイートグリーン(Sweetgreen)
![こちらはノマド地区にある店舗。NY市内に多数店舗あり](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240603_165113_439ff3bc_w1920.jpg)
ニューヨークのサラダブームの火付け役。ボリュームたっぷりのチョップドサラダを提供する専門店チェーン。ローカル&オーガニックにこだわった野菜やフルーツを使用。ドレッシングにもこだわっています。メニューは、あらかじめ中身が決まったサラダのほか、カスタマイズできる”Create Your Own”でもオーダーできます。
![ケールをベースにワイルドライス、ビーツなどが入ったサラダShroomani$16.75](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240522_102825_8ca73bef_w1920.jpg)
スイートグリーン(Sweetgreen)
- 住所
- 1164 Broadway(bet. 27th & 28th Sts.)
- 営業時間
- 10:30〜22:00
- 備考
- 上記はNoMad店のデータ。ほか多数支店あり
ストリートフードならフードトラックで決まり!
ホットドッグやタコス、そしてケバブのような中東料理ジャイロ、南インドの伝統料理ドーサなどなど……。ニューヨークの街を歩くと、いたるところで見かけるのが世界各国の味を楽しめるフードトラック(屋台)です。ランチタイムになると、カラフルなトラックの前に行列ができるさまは街のなじみの光景となっています。安くておいしいだけでなく、移民の街ニューヨークを感じることができるでしょう。
ハラルガイズ(Halal Guys)
![ヒルトン・ホテルやニューヨーク近代美術館のそば](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240522_102854_4ec0afb6_w1920.jpg)
NYフードトラックの代表ともいえるのがこちら。3人のエジプト系移民がスタートさせたフードトラックは、いまやアメリカ国内外に約100店舗を構える有名店に。看板メニューは「チキンオーバーライス」。チキンスープとアラブの香辛料で味付けされたご飯に鶏肉などをのせ、サラダとピタパンをサイドに添えたもの。店のオリジナルソースをかけていただきます。いつも作りたてで、やみつきになるおいしさも人気の秘訣です。
![チキンオーバーライス$11。スモールサイズ$9もある](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240522_102857_167547f9_w1920.jpg)
ハラルガイズ(Halal Guys)
- 住所
- 6th Ave & W. 53rd St.
- 営業時間
- 11:00〜翌4:00(金・土〜5:00)
セザールズ・エンパナーダ(Cesar's Empanadas)
![アトランティック・ターミナル駅のそばに停車することが多い](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240605_153542_4593b81b_w1920.jpg)
ブルックリンを中心に出没するメキシカンのフードトラック。タコスやブリトーをはじめ、店名にもなっているエンパナーダなど、どれも野菜たっぷりでボリューム満点。ベジタリアンのチョイスもあります。行列でもオペレーションは早く、そしてリーズナブルな価格がありがたいです。
![ビーフとキチンのタコス2個で$8](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240522_102916_2e0a3a95_w1920.jpg)
年2回のレストランウィークは要チェック!
![2024年冬はミシュラン星の有名店、グラマシー・タバーンも参加](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240522_102934_ae4ea1bc_w1920.jpg)
滞在中一度はきちんとしたレストランにも行ってみたいもの。そこでおすすめなのが、夏と冬の年2回開催されるイベント「ニューヨーク・レストランウィーク」。2024年冬(1月16日〜2月4日)はNY市内約500軒以上ものレストランが参加。2コースのランチか3コースのディナーが$30、$45、$60で楽しめました(飲み物とチップは含まれず)。
詳細は未定ですが、2024年夏にも開催が予定されています。老舗からニューオープンの話題店まで、有名レストランのコース料理が$100以下で楽しめるなんて、とってもお得。タイミングがあえばぜひとも参加したいものです。予約をお忘れなく!
![レストランウィーク用のお得なメニューを提供してくれる](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3006000/3005407/20240522_102937_6b3acdf4_w1920.jpg)
最後に
物価高&円安が手伝って「食べ物も日本よりずっと高い!」と思われがちなニューヨーク。たしかにそうかもしれません。ですが、こちらで紹介した店を中心にテイクアウトなどで工夫をして、コスパよくさまざまなNYフードを気軽に楽しみたいものですね。
旅のバイブル「aruco ニューヨーク 2024~2025」
新感覚の展望台やアートスポット、進化系グルメなどいつも世界のトレンドを発信するNYの最旬がこの一冊に!盛り上がるMLBの楽しみ方や、ミュージカルの人気演目、スーパー&グルメストアなど新ネタもたっぷり。取り外せるMAP付き。
TEXT:なかにしなおこ
PHOTOS:Kayoko Ogawa, Francesco Sapienza, Kumiko Yuasa
※当記事は、2024年5月現在の情報になります。最新情報は必ず公式サイト等でご確認ください。
※2024年5月時点で、1ドル:約156円です。
監修:地球の歩き方
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10142/20221117_115329_748725b6_w320.jpg)
筆者
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1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。
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