バルビゾンの村

Barbizon

19世紀の中頃、素朴な農村風景と美しい森に魅了された多くの画家が、この村に住み着いた。風景画でもアトリエで制作するのが普通だった時代、戸外に出てありのままの自然を写実的に描いた彼らは、まさに絵画の革命家だったといえる。農民とともに生活し、働く農民の姿を描き続けたミレーや、テオドール・ルソーらに代表されるバルビゾ
ン派は、後の印象派が生まれる土台ともなった。

バルビゾンは、現在ではすっかり観光地化され、ひなびた農村の趣は感じられなくなっている。それでも村を少し離れると、黄金色の麦畑やこんもりとした森などが残り、画家たちが愛したかつての素朴な村の姿をしのぶことができる。

バルビゾンにある記念館は次の2ヵ所。どちらも村のメインストリート、グランド・リュGrande rueに面している。

基本情報

アクセス
フォンテーヌブローから、森を挟んで西北西へ約8kmの所にある。フォンテーヌブロー・アヴォンFontainebleau-Avon駅からタクシー利用が便利(約20分)。パリから観光バスツアーもある
郵便番号
77630
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