バーン・パイン(バーン・パイン離宮)
Bang Pa-In Palace
広い庭園の中にさまざまな建物が点在している

アユタヤーから南へ約20kmのバーン・パインには、プラサート・トーン王(在位1629〜1656)によってチャオプラヤー川の中州に築かれた美しい夏の宮殿がある。アユタヤーの歴代王は、ここを離宮とした。現在見られるおもな建物は、どれもラーマ5世が建てたものだ。
おもな見どころ
プラ・ティナン・アイサワン・ティッパアート

池の中央にある十字型の美しいタイ建築で、ラーマ4世がバンコクの王宮内に建てたアーポーン・ピモーク・プラーサートをコピーしたもの。建物内に軍服姿のラーマ5世の像がある。1876年完成。
プラ・ティナン・ワローパート・ピマーン
宮殿入口の北側にあるこの西洋風の建物は、王の居室および謁見の間として使われた。謁見の間や待合室には、タイの歴史や文学から題材を採った油絵が飾られている。1876年完成。
プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーン
雨季、冬季の廷臣の住居として使用されたもの。中国産の床のタイルには美しい鳥や木や動物が描かれているので、ぜひ中に入ってみよう。竜模様のついたて、中国風の玉座、日本の伊万里焼や明治時代の壺、ラーマ5世の寝台なども見られる。1889年完成。
ホー・ウィトゥン・タサナー
池の小島に建っている物見の塔。1881年完成。
スナンター王妃の記念碑
バーン・パインへ向かう途中で船が転覆して亡くなった王妃のために、ラーマ5世が建てた。隣にはサオワパーク王女と3人の子供たちの碑もある。ほかにも、1996年に完成したシリキット皇太后のダイニングなどがある。
バンコクから直接行けるバーン・パイン
アユタヤーからバーン・パインへ行くのはけっこう時間がかかり不便。アユタヤーを見学しない、あるいはアユタヤーに泊まらないでバーン・パインだけを見学する場合は、バンコクから直接行くのも便利。
写真
基本情報
- 電話番号
- 0-3536-1548
- 開園時間
- 毎日8:00〜16:00
- 料金
- 100B(外国人料金)
- 行き方
-
●バンコクから
BUS 北バスターミナルからは4:50〜20:00の間、20分おきに出ている。2等扱いの小型バスで45B。所要約1時間30分。
●アユタヤーから
トゥクトゥクをチャーターした場合、待ち時間を入れて往復500B程度。RAIL バンコク方面への各駅停車で2駅、バーン・パイン駅下車(所要15分)、各駅停車は午後は本数が少ないので注意。
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