ヘリテージウオーク

Heritage Walk

歴史的建物を見て回る

ロックスでの楽しみは、のんびり歴史的建造物を見て歩くことだ。

まず東西に走る目抜き通りのアーガイル・ストリートArgyleSt. 沿いにあるアーガイルデパートメントストアArgyle DepartmentStore。その昔保税倉庫だった建物で、店内の造りも昔のままの雰囲気だ。この脇からジョージ・ストリートへと抜ける小道がプレイフェア・ストリートPlayfair St.。モールになっており、一角にあるファーストフリート(最初の入植船団)上陸記念碑のファーストインプレッションFirst Impressions は記念撮影場所として人気。また通り沿いに並ぶのは、かつて住居として使われていたテラスハウスで、現在ではカフェやおみやげ屋となっている。れんが造りのロックスセンターRocksCentre(ショッピングセンター)2 階には、シドニー・ビジターセンターも入っている。

ロックス・ビジターセンター脇の小道ケンドル・レーンKendleLane には1844 年建造の古い建物が残っており、ロックス・ディスカバリー博物館The RocksDiscovery Museum となっている。館内では入植当時からの開拓の様子をパネルや展示物で紹介している。

アーガイル・ストリートをシドニーコーブに向かって下った所には、1816 年に建てられたカドマンの家Cadman's Cottage がある。当時はこの建物の目の前が海岸で、船員だったジョン・カドマンはボートを係留していたという。19 世紀後半に行われたサーキュラーキー開発工事の際、海岸が100m も遠のいたのだ。 

ロックスを東西に分断するハイウェイをくぐるトンネル、アーガイルカットArgyle Cut も歴史的な場所。ハーバーブリッジが建設されるはるか前、囚人労働者たちがハンマーなどの粗末な道具だけで岩盤を切り出して掘ったもの。完成までは1843 年から実に10 年もの歳月を要した。

アーガイルカットをくぐって、ウエストロックスWest Rocksへも足を延ばしてみよう。こちらは閑静な住宅街。おもに1840年代に建てられたテラスハウスが多く、タイムスリップしたような錯覚に陥る。ウエストロックスに入ってすぐの場所にある教会ザ・ギャリソンチャーチThe Garrison Church も見逃せない。1844 年建造の歴史的教会(英国国教会に属する)で、英国植民地時代に駐屯兵(ギャリソンGarrison)のための教会だったことから名づけられた。このステンドグラスはシドニーでも有数の美しさをもっている。

ウエストロックス散策の際に立ち寄りたいのが、ロードネルソン・ブリュワリーホテルThe Lord Nelson BreweryHotel。1841 年建造のシドニー最古のパブで、内部は砂岩と木の肌触りを残したアンティークな雰囲気。数多くの賞を受けたスリーシーツをはじめとする自家製ビールが自慢だ。

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