ベースウオーク

Base Walk

先住民の伝説の世界を垣間見る

ウルルにはセイクレッドサイトSacred Site と呼ばれるアナング族にとって歴史的に重要な意味をもつ場所がいくつかあり、立ち入ることや写真撮影が禁じられている。ベースウオークのルート上にその旨指示があるので、必ず守ること。 ウルルを一周する約9km のウオーキングトレイル(ベースウオーク)がある。所要3 時間ほどなので健脚派におすすめ。ベースウオークツアーで訪れる場合も、ベースウオークの一部、マラウオークMalaWalk とクニヤウオークKuniyaWalk を歩くことになる。この2 ヵ所を歩くだけで主要なポイントはおさえられる。マラウオークは登山口から片道1km ほど続く遊歩道。旧登山口から時計回りに進むと、左側に小さな洞窟が見つかる。洞窟内の天井に先住民の壁画が残っている。絵はおもにカンガルーやエミューの足跡で、かつて子供たちに絵や伝説を教えた場所とされる(クルピニャインカクKulpi Nyiinkaku)。さらに進むと、岩肌の一部が大きく波形に削り取られた2つの自然のシェルターが現れる。先住民がくぼみの一部に長老の姿を見るとされるクルピワトクKulpi watiku、女性や子供が食料を調理したとされるクルピミニャマクKulpiMinymaku だ。このあたりからは岩沿いには低木が茂っている。そしてカンジュ渓谷Kantju Gorge と呼ばれる小さな池に着く。雨が降ると、この池へと雨水が岩肌を滑り落ち、壮大な滝となる。 ウルルの南側の駐車場から往復1km ほどの遊歩道がクニヤウオーク。先住民の伝説では、毒蛇男に甥を殺されたニシキヘビ女のクニヤが、その復讐をした場所で、ここに残る泉カピムティジュルKapi Mutitjulu(マギースプリングスMaggieSprings)は、亡くなった甥を祀っている場所といわれている。

写真

  • マラウオークにある自然のシェルター(クルピワトク)

    マラウオークにある自然のシェルター(クルピワトク)

  • カンジュ渓谷付近は緑が多くウルルの別の姿を見ることができる

    カンジュ渓谷付近は緑が多くウルルの別の姿を見ることができる

  • 1年中水が絶えないカピムティジュル

    1年中水が絶えないカピムティジュル

  • カピムティジュル脇の岩肌には自然が造ったハートマークも

    カピムティジュル脇の岩肌には自然が造ったハートマークも

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