ダーウィン

Darwin

ノーザンテリトリー最北部はトップエンドと呼ばれている。トップエンドの中心都市であり、またノーザンテリトリーの州都(正確には準州都)でもあるのが、進化論の生みの親にちなんだ名称をもつダーウィンだ。チモール海に面した熱帯都市で、トップエンドの観光ハイライトであるカカドゥ国立公園、リッチフィールド国立公園、ニトミルク国立公園へのゲートウェイでもある。また歴史的には、オーストラリアと世界を結ぶ海底電信ケーブルが敷かれた、重要拠点でもあった。 ダーウィンの町は2 度壊滅的打撃を受けている。1 度目は第2 次世界大戦時の1942 年に日本軍による空爆によって(オーストラリアが初めて体験した外敵による本土攻撃だった)、2 度目は1974 年の猛サイクロンによってのことだ。このためダーウィンには新しい建物が多く、また町自体もきっちりと区画整理されている。また熱帯の植物が町のあちらこちらに生い茂り、1 年をとおして鮮やかな緑を見せている。そんなダーウィンも、こと観光となると期間がかぎられてくる。このあたりは5 月〜11月半ばの乾季と11 月後半〜4 月の雨季の二季しかなく、特に1 〜3 月の降雨量は月間300mm をゆうに超える(ちなみに東京で最も雨の多い9 月の平均降水量208.5mm)。郊外の道路が水没することも珍しくなく、観光にはいろいろ不便となるので旅のプランニングには十分注意しよう。

写真

  • ミンディルビーチから見る美しいサンセット

    ミンディルビーチから見る美しいサンセット

基本情報

アクセス
日本から
直行便はないため乗り継ぎが必要。ジェットスターで東京・大阪からケアンズに入り、ケアンズ~ダーウィンに乗り換えるのが最も時間的ロスが少ない。ケアンズ〜ダーウィンはカンタス航空(エアノースとの共同運航)、ジェットスターが運航(所要約2 時間30 分)。ほかには日本から直行便でシドニー、ブリスベン、メルボルンに入り、カンタス航空、ヴァージン オーストラリアの便でダーウィンへ向かう方法も使える。シンガポール航空を利用してシンガポールで乗り継いでダーウィンへ入る方法もある。
オーストラリア国内から

カンタス航空が、ケアンズ、ブリスベン、シドニー、メルボルン、アデレード、パース、アリススプリングス、ブルームから、ジェットスターがケアンズ、ブリスベン、シドニー、メルボルン、アデレードから、ヴァージン オーストラリアがブリスベン、メルボルン、アデレード、パースから直行便のフライトをもっている。またエアノースがアーネムランドのゴーブGove やマッカーサーリバーMcarthur River などノーザンテリトリーの小さな町との間にフライトを運航。ただし運航曜日がかぎられているので注意が必要。陸路はグレイハウンド・オーストラリアの長距離バスがアリススプリングス、タウンズビル、ブルームとの間に路線をもっている。ほかにアデレードから大陸縦断鉄道ザ・ガン号を利用する方法もある。
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