ロンビエン橋
Cầu Long Biên/Long Bien Bridge
ハノイのシンボルのひとつ
ホン河に架かる約1700mの鉄道橋。海の玄関口ハイフォン港とハノイとを結ぶ交通の要として1902年に完成し、当時は世界で2番目の長さを誇っていた。完成からしばらくは、インドシナ提督のポール・ドメールにちなんで「ドメール橋」と名づけられていたが、第2次世界大戦終戦後にロンビエン橋と改名され現在にいたる。ベトナム戦争時には補給路を絶つため何度もアメリカ軍による爆撃を受け、そのたびに補修されてきた歴史がある。現在も随時、補修工事がされているが、老朽化が進み、取り壊しの計画が浮上したことも。この橋は、パリのエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルの設計との説もあるが、現在ではDayde&Pille社という建設会社が請け負ったとの説が最有力だ。よく見て歩けば、橋の鉄骨に「1899-1920 Dayde & Pille Paris」と書かれた鉄板がはめ込まれているのに気がつくだろう。
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