ゴールドフィールド

Goldfields

現在も採掘が続けられている世界最大級の露天掘り金鉱山、スーパーピットを有する西オーストラリア州内陸部の町がカルグーリー&ボールダーKalgoorlie & Boulder。この町と近郊50km にあるクールガーディCoolgardie 一帯はゴールドフィールドと呼ばれ、1890 年代に金が発見されたあとに、ゴールドラッシュで栄えた所だ。しかし町が存続するためには「水の確保」という大問題があった。当時の金鉱夫たちは「金を探すのと同じように水を探した」といわれているほどだ。 1903 年、水道技師オコーナーO'Conner がパースからカルグーリーまで556km もの長さのパイプラインを引くことを提案、およそ10 年の歳月をかけて完成させた。だが蛇口をひねっても水は出ず、彼は人々の失笑を買い失意のなか自殺した。彼の死後数週間たったときだった。突然、蛇口から水が流れ出したのだ。パースとカルグーリーとの標高差400m、500km以上にわたるパイプラインを水が流れてくるのに、それだけの時間を要したのだった。そしてオコーナーの造ったパイプラインは現在も利用されている。

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