ハメリンプール海洋保護区

Hamelin Pool Marine Nature Reserve

世界最古の生物が息づく

30 億年以上も前の先カンブリア代にすでに地球上に存在していたといわれるストロマトライトStromatolite が、今も見られる場所。ストロマトライトとは、光合成をする繊維状の微生物シアノバクテリアの間に、海水中の石灰砂や細かな沈殿物が入り込んで堆積し、成長したものだ。現存するストロマトライトが見られるのは世界的にも珍しく、ハメリンプールほど広範囲に数多く存在する所は世界中でほかにない。その理由は、この湾の海底が隆起していることにある。干満による海水の入れ替えが十分行われず水温が上昇し、水の蒸発を招き、塩分濃度が普通の海水の2 倍以上になっているのだ。つまりストロマトライトを生成するシアノバクテリアの天敵の貝やゴカイが生息できない環境というわけだ。 ストロマトライトは一見すると、上が平べったくなった大きな石のようだ。しかし、今も1 年に約0.3mm というゆっくりとしたスピードで成長を続けている。その大きさからおよそ数千年生き続けていると推測されている。

基本情報

電話番号
(08)9948-2226
開館時間
毎日8:20 〜16:30
最終更新 :

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。