ハイジヴェーグ（ハイジの道）

素朴なマイエンフェルトの村から周囲に広がるブドウ畑の間の小道を歩き、ハイジの村を通ってから、森を抜けて、ハイジの泉を経由して駅に戻る1時間半～2時間のハイキングコース。
まず駅前の通りを山に向かって歩き、最初の交差点の右側手前に観光案内所があるので、ここでパンフレット（日本語あり）を入手しよう。ふたつ目の交差点を過ぎて左へカーブする坂道を道なりに進み、三差路を左へ。次の交差点（右角に公衆トイレあり）を右折する。「Heidiweg」の赤い標識に従って歩けばいいのだが、小さくて目立たなかったり、肝心のところになかったりして少々不親切。そんなときは“Heididorf”または“Rofels”の標識に従って歩いていこう。
歩き始めて10分もしないうちに村を出て、あとはブドウ畑が広がる丘陵地帯の中、家が点在する道を上っていく。道は歩きやすく、標高が上がってくるにつれ視界も広がり、気持ちのいいハイキングが楽しめる。
物語に登場する「デルフリ村」のモデルになったローフェルスの集落を通り過ぎ、歩き始めて40分くらいでハイジドルフに到着。前述したアルプの山小屋やハイジの家、ヨハンナ・シュピリの小さな博物館を見学する場合は、ショップでチケットを購入する。
ハイジドルフから、ホテル＆レストランがあるハイジホフまでは約10分。スイス料理のレストランがあるので、ここでランチを取るのもいい。ハイジホフを出たらしばらくは舗装道路を歩く。道幅は狭いが、大型の観光バスなども通行するので注意しよう。15分ほど歩くと、道路脇に駐車場とらせん階段の展望タワーがある地点にやってくる。ここからは森の中を歩く道。標識に従って歩いていくと、やがて森を抜けハイジの泉Heidibrunnenに到着する。
ハイジの泉からは来た道を戻り、草原の中の分岐を右に。フェンスの横を通り抜け、ブドウ畑の中の道を村に戻る。