青の洞窟

Grotta Azzurra

いまやカプリ随一の名所であるこの洞窟は古代ローマの時代にすでに発見され、ローマ皇帝がプライベートプールとして利用していた、あるいは古代神殿の一部だったといわれている。

後年の地盤沈下で海面下に潜った開口部から透き通った水を通して太陽光線が入るため、洞窟内は下から照らされたような不思議な青い光に満ちている。入口の高さは僅か1m、内部は長さ54m高さ15m水深は14~22mほど。ボートが洞窟内を一周するのはたった数分であるが、一瞬で脳裏に焼きつくほど美しい空間に出合える。

青の洞窟への行き方

青の洞窟は入口が狭く、満潮や波のある日は船が出ない。青の洞窟へはマリーナ・グランデから海路(グループ・ツアー)、バスで陸路から行くこともできる。洞窟への船のツアーはMotoscafisti Capri社とLaser Capri社が運航。このほか、島を一周したり、島の周囲に小島のように点在する岩礁を巡るツアーもある。マリーナ・グランデの船着場で「グロッタ」、「ジーロ」と客引きをしているので迷うことはない。洞窟へは、モーターボートから手漕ぎボートに乗り換え、全員が仰向けの体勢になり、船頭がチェーンをたぐって入る。モーターボートでは波しぶきも浴びるので、濡れてもいい格好で出かけよう。青の洞窟の内部は、光の関係で午前中のほうがきれいといわれている。

海路

©iStock Ceri Breeze
©iStock Ceri Breeze

①青の洞窟だけ行くツアー(Grotta Azzurra e ritorno)
中型のモーターボートで洞窟前に行き、手漕ぎボートに乗り換える。所要約1時間。€15~17。

②青の洞窟とカプリ島を一周するツアー(Giro dell'Isola)
所要約2時間。①の後、カプリ島を一周。季節によっては泳ぐ時間もある。料金€18~19。
※青の洞窟へはほかに、入場料とボート代が必要。

陸路

階段を下りて、青の洞窟に向かう
階段を下りて、青の洞窟に向かう

アナカプリ(Viale De TommazoまたはPiazza Vittorio)から青の洞窟行きのバスで所要約15分。徒歩なら約1時間。岩場の階段を下ると、洞窟へのボートが客待ちしている。洞窟へはボート代、入場料が必要。港からのツアーが出ない日は入れない。

大潮の日や海が荒れた日には天気がよくても「青の洞窟」には入れない。11~3月は入れる確率は低い。

青の洞窟オープンの目安

ハイシーズンの6~9月は9:00~15:00または16:00頃。冬季は9:00~13:00頃。やはり、美しいといわれる午前中の観光がベターだ。また、冬よりも春、春よりも夏が入れる可能性が高い。ただし、天気がよくても凪いでいても大潮の時は入れない。

青の洞窟
訪れることができる時間
9:00~17:00
料金
洞窟へのボート代+入場料€14

ツアー遂行会社

Motoscafi sti Capri

電話番号
081-8375646

Laser Capri

電話番号
081-8375208

※各社公式HPからの予約で割引あり

写真

基本情報

マリーナグランデの観光案内所
住所
Banchina del Porto
電話番号
081-8370634
営業時間
夏季8:30~20:30、日・祝日9:00~15:00、冬季9:00~15:00
定休日
冬季の日・祝日
最終更新 :

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