ハワイ火山国立公園

Hawaii Volcanoes National Park

想像を絶するスケールの国立公園

一度は訪れたいハワイ島の世界遺産 


マウナ・ロア山の東斜面から海岸に向かって50 〜60km に及ぶ、広大なハワイ火山国立公園。世界で最も活発な火山であり、地球の歴史において、地学的、生物学的に重要な特性があるとして、1987年に世界遺産に登録されている。その一部であるキラウエア・カルデラや、その中にある火口ハレマウマウには観光のハイライトとしてたくさんの観光客が訪れている。ちなみにハレマウマウ火口には今なおハワイにおける火の女神「ペレ」が住んでいるといわれている。「ペレ」はハワイ神話の中にもたびたび登場し、古代の人々は、それだけ火山を身近に感じ、畏敬の念を抱いていたのだろう。

キラウエアの噴火

2018年5月、火山活動が活発になりハレマウマウが爆発的に噴火、島の南東にあるレイラニ・エステイト地域に溶岩が流れ出し避難勧告が出された。結果約700軒以上の家が溶岩流に飲み込まれ、海辺の一部がすっかり様変わりしたという。 
そして2022年11月には1年4 ヵ月ぶりに噴火活動が活発化。一度沈静化するものの、2023年1月に噴火活動を再開、2023年3月現在、ハワイ火山国立公園の主要エリアは平常通り開園しており、ハレマウマウ火口から溶岩が噴き出ているのを各所の展望台から確認することができる。

まずはキラウエア・カルデラへ

ハワイ火山国立公園の入口は11号線沿い。ヒロからは車で約28マイル(約45km)、約1時間のドライブだ。カイルア・コナからは同じく約95マイル(約150km)、2時間30分の道程となる。 
入口で入園料(車1台につき$30、1週間有効)を払ったら、まずはキラウエア・ビジターセンターに立ち寄ろう。ここでは国立公園の地図や資料が手に入るほか、火山活動の解説パネルや写真の展示、記録映画(約30分間)の上映も行われている。ビジターセンターの道を横切った所にボルケーノ・ハウスというホテル&レストラン、ザ・リムがある。ランチはここで取るようにするといい。ロビーを抜けて反対側のバルコニーに出ると、広大なキラウエア・カルデラを望むことができる。時間に余裕があるようならチェーン・オブ・クレーターズ・ロードのドライブもおすすめだ。

ハレマウマウの噴火状況

2023 年3 月、ハレマウマウの噴火は安定して続いている。キラウエア展望台やケアナカーコイ展望台など各展望台から眺めることができる。昼間は火口から出る噴煙が、夜には赤く光る火口内の溶岩流が見えたりと、昼と夜でまったく異なる顔を見せてくれる。

写真

  • まずはキラウエア・ビジター・センターでトレイルや火口の状況をチェックしよう

    まずはキラウエア・ビジター・センターでトレイルや火口の状況をチェックしよう

  • 見渡す限りの溶岩の荒野を駆け抜けるチェーン・オブ・クレーターズ・ロード

    見渡す限りの溶岩の荒野を駆け抜けるチェーン・オブ・クレーターズ・ロード

基本情報

アクセス
車での行き方
エリソン・オニヅカ・コナ国際空港から約95 マイル(約150km)、所要約150分、ヒロから約28 マイル(約45km)、所要約60 分
ヘレオンバスでの行き方
ヒロからヘレオン・バスのルート11 利用で約1時間17分(本数が少ないので、事前に帰りの時間を確認しておくこと。ハワイ火山国立公園への入場は別途$15 必要)
電話番号
808-985-6000
料金
車1 台につき$30( 領収書があれば1 週間有効)
開園時間
24 時間( ビジターセンター9:00 〜20:00)
休園日
おもな祝日
最終更新 :

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