プナタラン・サシ寺院
Pura Penataran Sasih
古代神話「ペジェンの月」の伝説が残る寺院
「ペジェンの月」と呼ばれる巨大な銅鼓が安置された、バリ6大寺院のひとつといわれる名刹。寺院左奥の祠の上に祀られているこの銅鼓は、東南アジアの青銅器時代を代表する遺物。直径160cm、高さ186cmという大きさで、青銅製の銅鼓としては世界最大、表面には人面や幾何学模様が描かれており、歴史的にみてもとても貴重なものだ。
この寺院があるペジェン村には、次のような神話が今も語り継がれている。古代バリには7個の月が空に輝いていたという。あるとき、その中のひとつがこの村に落ちてきて、ヤシの木に引っかかってしまった。昼夜を問わず村を煌々と照らすため、夜になっても仕事ができず困ってしまった泥棒のひとりが、なんとか明かりを消そうと木に登り、月にオシッコをかけることにした。が、オシッコがかかった瞬間、月が大爆発。泥棒は死に、月は地に落ちたのだ。これが「ペジェンの月」の伝説で、銅鼓の底が割れているのはこの爆発のせいだといわれている。
写真
基本情報
- 入場時間
- 毎日8:00〜17:00
- 料金
- お布施のみ(Rp.1万ほど)
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