クリスマスにパリにいるなら「ノートルダム大聖堂」のミサへ行ってみよう

クリスマスに期待を寄せてパリを訪れる人は多いですが、イメージしているほど観光客向けの内容が充実している時期ではありません。フランスのクリスマスは日本の元日のようなもの。こちらに家庭があり家族と過ごしたりする分には良いですが、それ以外は店やレストラン、観光地もほぼ閉まっています。そのためクリスマスにパリを訪れるなら、通常の観光はやめて特別プランを組んでしまいましょう。
クリスマス時期のパリでのこんな過ごし方

まず、可能であればキッチン付きのホテルを借りて、クリスマスイブからクリスマスまでの間、現地の人のようにご馳走の用意をしてみてはどうでしょうか? 12月24日は夕方くらいからお店はどんどん閉まります。そのため日中に鶏やフォアグラ、シャンパン、ブッシュ・ド・ノエル(クリスマスケーキ)などを買い込んで、レベイヨン(イブの夜の晩餐)の準備をします。せっかくなので多めに豪華に行きましょう! 余ったら店が閉まっている翌日25日のご飯に回します。

24日夕方から25日はパリ市内各所の教会でクリスマスのミサが行われています。例えば25日0:00(24日深夜)から行われるノートルダム大聖堂のミサには多くの人が集まり、この日ならではの雰囲気を感じられます。ミサの参加はカトリックの信者のみですが、大聖堂内はそれ以外の人も入場できます。
観光地ではなく、あくまでも信仰の場ということを忘れずに

この時期、どの教会もクリスマス装飾が施され、イエスの生い立ちの物語が模型などで再現されています。ノートルダム大聖堂などは信者だけでなく観光客も多いですが、あくまでここは観光地ではなく、信仰の場ということも忘れずに見学しましょう。

ミサを見学したら、ホテルに戻ってイブのご馳走の続きをしてもいいですし、明日に備えてベッドに入るものいいですね。しんと静まり返ったパリ市内を歩きながら、ホテルまで戻る感覚は、まさに日本の大晦日に除夜の鐘から帰る時のようです。こういう雰囲気を直接味わえるところに、本場でクリスマスを過ごす楽しさがあると思います。

筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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