島根・三瓶山で体験する天空の朝ごはん

標高1,126mの男三瓶を主峰に、6峰が環状に連なる国立公園三瓶山。三瓶山は、多くの登山・ハイキング客を魅了する山として知られています。三瓶山を知り尽くした地元の宿泊施設・さんべ荘では、三瓶山の新たな魅力を知ってもらおうと地元の事業者と連携して「天空の朝ごはん」というプログラムをスタートさせました。「天空の朝ごはん」について、紹介します。
夜は三瓶温泉でゆっくりと過ごし、明日に備え早めに休もう!


国民宿舎さんべ荘は、三瓶山南麓より湧き出る三瓶温泉の毎分3,000リットルという豊富な湯量を活かして、男女合計17種類の露天風呂が楽しめる温泉宿です。塩分や鉄分を多く含むため、身体の芯から温まり、湯上り後もしばらく湯冷めしにくいと評判です。
四季折々の新鮮な地元の山海の幸を使った夕食を楽しみ、明日に備えて早めに休むようにしましょう。
日の出の1時間前、空にはまだ満点の星が!

宿を早朝に出発し、営業時間外に特別運行するリフトに乗って三瓶山頂に上ります。
日の出の1時間前の空には、まだ満点の星が煌いています。「暗闇リフト」に揺られて15分、朝の空気の清々しさを感じながら頂上を目指します。
三瓶山頂から見える雲海!

雲海や山なみから昇ってくるご来光を待ちます。だんだん明るくなっていく空を見ながら「今日はどんなご来光が拝めるのかな?」、「素敵なご来光でありますように!」とわくわくしながら待つ時間も楽しいものです。
季節や天候によって、山頂から見える風景が違うのも大自然ならでは。
地元食材を使ったオリジナル朝食を!


「天空の朝ごはん」プログラム参加者は、山頂でご来光を待つ間に、オリジナル朝食を食べることができます。
プログラムで出されるパンは、世界遺産・石見(いわみ)銀山で営業する「Bckerei Konditorei Hidaka (ベッカライ コンディトライ ヒダカ)」のドイツパンです。店主の日高さんは、ドイツのパンマイスターの資格を持っていて、東京都内などのドイツパンのイベントに招待されるほどの実力者なのだとか。
スープは、2018年に島根県大田町内でオープンした「洋食屋FUKu」が担当。地元生産者の方々が愛情と熱意を持って大切に作った季節の食材を活かしたメニューが大変人気の店です。
コーヒーは、北イタリア美食の州と言われるピエモンテ州を代表する「SATURNO」です。最高級生豆を6種類以上使用した奇跡のブレンドといわれ、国際カフェテイスティングの世界大会で3度の金賞を受贅。丁寧に抽出したイタリアコーヒーを三瓶山の湧き水で仕上げた、こだわりのコーヒーです。
オリジナル朝食のメニューは季節によって変えており、リピーターも多いのだとか。
いよいよご来光の瞬間です!


いよいよご来光です。朝焼けの空から太陽が見える瞬間、周囲から「うわ~」っという声が。だんだんと真ん丸の太陽になるまで、コーヒーを飲んだり、写真をとりながら、静かな時を過ごす・・・。それぞれのスタイルで過ごしましょう。
三瓶山の雄大な景色とさわやかな空気、太陽のエネルギーをチャージして新しい1日がスタートです。


山頂での素敵な時間を過ごした後は、帰路に。帰りのリフトに乗る頃には、すっかり明るくなっています。
下山したら、三瓶地区の自然を活かした体験はいかがでしょうか。ノルディックウォーキング、森林浴、釣り堀、ボートなどもありますので、三瓶の大自然をさらに満喫することが可能です。
三瓶山へのアクセス方法は!?

三瓶山の国民宿舎さんべ荘は、雲海を望める南側の8から10畳の客室などがあり、登山客やビジネス利用の方にも人気です。世界遺産・石見銀山にも近い「国民宿舎さんべ荘」や三瓶山の散策に出かけてみませんか。
■国民宿舎さんべ荘
・住所: 〒694-0222 島根県大田市三瓶町志学2072-1
・最寄駅: JR山陰本線大田市駅下車、石見交通バス三瓶線「国民宿舎前」バス停
・URL: https://tenku-asagohan.com/
※「天空の朝ごはん」プログラムは、大人3,000円、小人1,500円、3歳以上の来就学児500円(別途リフト代:大人670円、小学生まで460円)。開催日は、国民宿舎さんべ荘に要問い合わせ。
※2019年4月1日以降は、国民宿舎さんべ荘はリニューアルなどに伴う休館になりますが、「天空の朝ごはん」ブログラムは催行されます

筆者
地球の歩き方ウェブ運営チーム
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。
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