まるでおとぎの世界! 冬のアルザス地方のフォトジェニックスポット5選(フランス)
フランス東部、アルザス地方では、夏の期間はプロジェクションマッピングが開催されたり、冬の期間はクリスマスマーケット(フランス語でマルシェドノエル)が開かれたりします。特に冬は、街中がイルミネーションで彩られ、多くの観光客が訪れる時期でもあります。コロンバージュといわれる木組みの家が建ち並び、まるでおとぎ話の世界に来たような世界が広がります。ほかにも、カテドラル(大聖堂)やアルザス料理のレストランなど、写真スポットがいくつもあります。そんなフランス・アルザス地方の写真スポットを紹介します。
ストラスブールの世界遺産「プチットフランス」
フランス・アルザス地方を代表する都市、ストラスブール。このストラスブールには、世界遺産に認定されている「プチットフランス(Petite France)」があります。ライン川の支流であるイル川の中州にあり、ストラスブールの旧市街を形成します。
「プチットフランス」には、コロンバージュといわれる建物が並び、まさにアルザス地方の雰囲気が満載です。この辺りには、アルザス料理のレストランがいくつもあり、特にクリスマスマーケットの時期になると、通りは露店で埋め尽くされます。
「プチットフランス」には、もうひとつ見どころがあります。船が通る時に橋の向きが変わるおもしろい橋があります。遊覧船が橋の近くに来ると、路上の交通を遮断して、橋が川と並行になるように90度回転します。向きの変わった橋の横をゆっくりと遊覧船が過ぎていきます。橋の両側に鎖がありますので、どの橋か探してみてください。
ストラスブールといえば「カテドラル(大聖堂)」
ストラスブールといえばカテドラル(大聖堂)が有名です。こちらは、カトリックの大聖堂で、一般にゴシック建築の代表作とされています。創建は1190年。1439年に高さ142メートルの尖塔が完成しました。
建物全体は、独特なピンク色をしています。その大部分はロマネスク建築ですが、歴史的な変遷から、数百年におよぶ改築、改装が行われ、今ではゴシック建築の傑作として数えられます。
この大聖堂は、全長112メートルを誇り、内部には12~14世紀に制作されたステンドグラスが4,600パネル以上飾られています。大聖堂に一歩足を踏み入れると、目の前には、一面にステンドグラスがパノラマのように広がります。
インスタで有名なレストラン「ル・ティル・ブション」
カテドラル(大聖堂)を正面にして、右手の小道には多くのレストランが並んでいます。この通りは、デコレーションがきれいで、特にクリスマスイルミネーションは絶景です。多くの観光客が我先にと写真を撮るスポットです。
なかでも、フォトジェニックスポットとして有名なのは、レストラン「ル・ティル・ブション(Le Tire-Bouchon)」です。見た目だけでなく、こちらのレストランではアルザス料理がおいしいと評判です。
大聖堂の横にある「ミニカテドラルオブジェ」
こちらの模型は、カテドラル(大聖堂)の正面左手横にあります。写真では納まらないカテドラル(大聖堂)ですが、こちらの模型なら、しっかり全体が写真に納まります。こちらは意外と人が集まっていませんので、隠れ写真スポットかもしれません。
一番きれいだといわれる小道「カルドール」
「カルドール(Carré d'Or)」は、カテドラル(大聖堂)を正面にして、左手に連なる通りです。ストラスブールで一番きれいだといわれる小道で、特に、国内外からたくさんの観光客が訪れるクリスマス時期のイルミネーションは必見です。
なお、クリスマスイルミネーションだけでなく、「カルドール」は、冬以外の時期にも楽しめる場所です。通りには多くの高級食材屋が並んでおり、ショッピングが楽しいと評判です。
有名なパティスリーや、チーズ屋、パン屋、そして、アルザス出身で「ジャムの妖精」と呼ばれるフェルベールさんのジャムが買えるお店があり、アルザス地方の散策にもってこいの通りです。
いかがでしたか。SNS映えするフランス・アルザス地方の写真スポットを紹介しました。今度のフランス旅行の参考にしてみてください。
筆者
フランス特派員
Coquelicots
アルザス地方のカフェ巡りとワイナリー巡りが好きで、アルザスワインPRの仕事をしつつ、アルザスの魅力をお届けできればと思っています。
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