2019年、桜の開花は愛媛県・宇和島市が日本一早い!?その理由とは?

2019年の桜の開花宣言は3月20日の長崎に始まり、東京でも翌日3月21日に靖国神社の標本木が5輪以上花を咲かせているのが確認され、開花宣言が出ました。しかし、実は3月18日に愛媛県の宇和島市が「開花日本一」を宣言していたのはご存知でしょうか。宇和島市が「開花日本一」を宣言した経緯と、春の宇和島観光の際におすすめの観光情報を紹介します。
宇和島市さくら観測標本木のある、丸山公園

宇和島市さくら観測標本木(ソメイヨシノ)は市内からほど近い、丘の上の丸山公園にあります。
ソメイヨシノをはじめとする多様な桜が約900本が植えられており、お花見シーズンはもちろん、四季折々に違った風景を楽しむことのできる公園です。
宇和島市独自の桜開花宣言

温暖な愛媛県宇和島市は過去にも数回、桜の開花記録を持っていますが、桜の開花宣言を行っていた宇和島観測候所が無人化されたため、2005年10月以降は生物観測業務が行われず、気象庁による開花宣言が無くなりました。
しかし宇和島市は、2006年3月から測候所が指定していた桜標本木を「宇和島市さくら観測標本木」として、宇和島市独自に桜の開花宣言を続けています。観測員は気象庁OBに委託するなど、現役気象庁の観測にも引けを取らない観測体制です。
2019年の開花宣言は3月18日

気象庁がまだ開花宣言を行っていなかった、2019年3月18日、宇和島市さくら観測標本木に5輪以上のさくらの開花が確認できたことから、宇和島市は独自に「開花日本一」を宣言しました。
そのため宇和島市独自ではありますが、日本で一番早い桜の開花宣言となりました。開花観測隊員の五十嵐氏によると、これから1週間から10日ごろで満開となり見ごろを迎えるだろうとのことです。
春の宇和島の名物。闘牛の「春場所」

さくらの標本木のある丸山公園内には闘牛場があり、年に5回定期的に闘牛大会が開催されています。
1トンを超える巨大な牛同士が、角をぶつけ合って響く鈍い音や、牛たちの荒々しい息遣いを感じることができ、白熱した戦いを目の前で見ることができます。
次回の春場所は2019年4月7日(日)に開催される予定です。
■宇和島市 丸山公園
・住所:愛媛県宇和島市和霊町555番地-1
・URL:https://www.city.uwajima.ehime.jp/site/kouen-ryokuti/maruyama1.html
いかがでしたか?宇和島市独自で発表している桜の開花宣言と、春の宇和島観光にぴったりな丸山公園の闘牛場を紹介しました。まだまだ満開には間に合うので、ぜひ宇和島市に足を運んでみてはいかがでしょうか?

筆者
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